今回で民泊運用代行会社「株式会社SQUEEZE」が提供する「mister suite lab」を利用し、日本全国の中から民泊が盛り上がっている上位のエリアの細かな詳細を調べる「シリーズ “mister suite lab”で見るAirbnb民泊情報」も4回目に突入です。
Airbnb mister suite labで見る民泊情報 全国編
Airbnb “mister suite lab”で見る民泊情報 東京編
“mister suite lab”で見るAirbnb民泊情報 大阪編
今回は物件登録数第3位の京都について調べてみます。
登録物件数ランキングTOP5
1位 東京都 13,173件
2位 大阪府 10,352件
3位 京都府 3,738件
4位 沖縄県 1,257件
5位 福岡県 1,236件
(Airbnb mister suite labで見る民泊情報 全国編より)
①物件タイプ
9/5の全国版記事作成時、京都物件数は3,738件でしたが、今記事作成時は3,788件でした。
それでは、割合グラフをご覧ください。
アパート:2,201件 58.1%
一軒家:1,404件 37.0%
B&B:38件 1.0%
その他:145件 3.8%
でした。
東京・大阪に比べるとアパートの割合が低く、一軒家の割合が多い結果がわかりました。
②部屋タイプ
まるまる貸切:2,765件 73.0%
シェアルーム:859件 22.7%
個室:164件 4.3%
お部屋のタイプはこれまでと大きな変化はありませんね。
③収容人数
3人:747件 19.7%
4人:684件 18.1%
5人:320件 8.4%
6人以上:914件 24.1%
東京・大阪ともに、1人よりも2人、3人よりも4人部屋が多いというように、奇数よりも偶数人の部屋が毎回多い結果だったのですが、京都は初めて奇数が勝る箇所がありました。
4人よりも3人部屋が60件ほどではありますが、多い結果に。
④地域別物件数
下京区:801件
中京区:612件
東山区:585件
左京区:336件
上京区:324件
南区:294件
右京区:229件
伏見区:209件
北区:164件
大きく分けるとこの9区が京都の民泊の盛り上がりを支えているようです。
私自身京都には行ったことがなく、地名を聞いてもさっぱりなので、マップで今回も記してみました。
⑤稼働率
今回、50%と70%箇所にラインを引いてみました。
グラフ中央の50%以下部の8/23〜9/10当たりと9/20〜9/30の間は50%以下の稼働率でした。
⑥宿泊平均価格
WWB独自に目視で平均相場を図りましたところ、
1-2人:¥7,000
3-4人:¥8,000〜¥8,500
5人以上:¥14,000〜¥16,000
という相場観を感じました。
京都で最も王道に民泊をやる場合のWWB推奨プラン
これらの結果をまとめて、World Without Borderが推奨する、最も王道パターンに沿って民泊をやる場合のプランに決定しました。
物件:アパートまたはマンション
エリア:下京区
定員:2人
部屋タイプ:まるまる貸切
宿泊料金:¥7,000
京都で最も挑戦的に民泊を始めるWWB推奨プラン
物件:アパートまたはマンション
エリア:まだ100物件以内の山科区か西京区
定員:1または5人
部屋タイプ:個室
宿泊料金:1人の場合¥7,000 5人の場合¥14,000
これまでご紹介してきた、東京・大阪に関しては行ったことがあるため私の中の土地勘と今回の数字を織り交ぜてコメントしてきたのですが、今回の京都に関しては行ったことがないため、下手にこの数字だけで多くの民泊事情を語るわけにはいきません。
しかし、グーグルマップである程度の盛り上がりのある地域や観光名所の場所は把握できたのでぜひとも近いうちに行きたいと思います!
これまでの調査で一番驚いているのは、5人部屋が圧倒的に少ないということです。
1人部屋が最少なのは、理解できますが、まるで嫌がっているかのように5人部屋の割合が少なすぎます。
定員人数に関して、もっと決定的な何かがわかるのでしょうか。
次回は4位の沖縄、5位の福岡、そして残念ながらベスト5位には入らなかった私の住む町北海道について調べていきます。