北海道ブロガーヤス松尾(Instagram)です。
9月9日〜10日の二日間、一泊二日で北海道の白老町で開催された、あるアートキャンプイベントに行ってまいりました。
そのイベントの名前は「TOBIU CAMP2017」
本日はそちらのイベントの模様をお送りいたします!
開催場所
トビウキャンプが開催された場所は北海道の白老町。
白老町の名前の由来はアイヌ語で「アブの多い場所」を意味する「シラウオイ」からきているそうです。
北海道のほとんどの地名はアイヌ語から来ているのも道外の方にはあまり知られていないですよね。
私の住む札幌もアイヌ語が由来です。
話は戻り、白老町の場所を確認してみましょう。
高速は使わず一般道のみで札幌から車で向かった場合、所用時間は約3時間です。
そして、会場名は「飛生アートコミュニティ」という場所です。
What’s 飛生アートコミュニティ?
会場は白老町の中の飛生地区にある「飛生アートコミュニティ」
かつて林業と鉄鉱山で栄えた集落だったのですが、人口減で1986年に廃校となり使われなくなった旧飛生小学校を、様々な芸術家達が集まり共同アトリエとして使い始めたのがスタートだそうです。
この小学校は愛鳥指定校にも指定されるほど自然豊か場所でした。
そこでもう一度人々が集まるスペースにしようと2011年に有志が集まってプロジェクトがスタートしました。
♣飛生芸術祭 / TOBIU CAMP スタッフメッセージ
https://goo.gl/TG9gmQ
レポート
トビウキャンプは名前にキャンプの文字がある通り、音楽やアートを楽しむだけでなく、会場でテントを張って寝泊まり出来るキャンプイベントでもあります。
会場に着いた私たちはまずテントをセッティングすることにしました。
会場に着くまでにもドローンで滝を撮影しに行ったりと色々寄り道をしたため、会場に到着したのは15時くらいでした。
それからテントを設営し、テントセッティングを終えた頃には夕方になっていました。
それでは早速会場に入ってみることにいたしましょう!
入場料は一般前売り券で4,500円。
チケットを受付に渡しにリストバンドをもらいます。
それではここからは会場内の様子を写真ベースで見ていただきます!
「TOBIU CAMP 2017」フォトギャラリー
森の中に入るなり木で出来た大きな船がお出迎えしてくれました。
↑インドネシアの楽器を自由に演奏できるスペースも。
私も叩かせてもらいましたが、すごい心地の良い音でした。
トビウストーリー①「贅沢なお湯」
そして森の中を歩いているとポツンと小さな小屋を発見しました。
誰もいない…
と思い近づいてみると小屋の隣にある薪ストーブに女性が水を投入していました。
なんと水をわざわざ薪ストーブの釜で沸かしているのです。
そして湧いた水を電気ポットでキープしているそうです。
話を聞きましたところ、この小屋は紅茶などを販売しているお茶屋さんでした。
薪ストーブで丁寧に沸かしたお湯で飲むホットドリンクを森の中で飲むだなんてなんという贅沢でしょう。
↑トビウキャンプの名物とも言えるビッグキャンプファイヤー。
本当に木だけでこんな勢いよく燃えるのか?と思うほど炎がボーボー出ていました。
天然のガスバーナーと呼びたいところです。
ファイヤー管理マンが所々でコップで水を炎の中に投入すると写真のような火の粉が星空へ舞い上がるのです。
次にフードやドリンクブースも見てみましょう。
そしてここでも新たな感動と出会いました。
こちらの店舗をご覧ください。
トビウストーリー②「感動の再会」
この店舗は私が北海道の野外イベントに行ったらいつも出店しているタイ料理のお店なのですが私のとてもファンのお店なのです。
味は最高に美味しいしのは当たり前なのですが、ふつう目につく場所に店名の看板など置いてあるものですがここの店舗は一切お店の名前の看板を置いていないので店名が不明なのです。
そして店のマスターがいつもシャカシャカ鍋を揺らしてパッタイを手際よく作っており、マスターのキャラにも惹かれています。
そしてこの店舗の看板犬も私は大好きなのです。
下の写真は2015年のトビウキャンプの時のこのタイ料理屋さんの車の窓からチョコンと顔を出してマスターがパッタイを作る手際を気持ちよさそうに見ている看板犬です。
このわんこと2年ぶりの再会を果たすことができました。
2年前はドライバー席に座りこちらを見ていましたが、今年は後部席からマスターのパッタイを作る姿を眺めていました。
また来年も会いましょう。
昼のトビウ
テントで一泊した私たちは翌日起きて明るい森も見てみようということで、散策を開始しました。
同じ場所でも明るさが違うだけでまた雰囲気や様子が違って見えます。
トビウストーリー③「子供」
森の中にあるキャンプファイヤーで遊ぶ子供達。
これが都心であれば単なる火遊びとして親から怒られ、やめさせられるでしょう。
子供たちは木の枝を火の中に入れて枝についている葉を燃やして遊んでいました。
この時私以外にはおじさんも座っており、子供達を眺めながら枝を人の方に近づけそうな子がいたらおじさんが子供に注意をしていました。
そしてそのおじさんがどこかへ行ったあと、その注意を受けた子供が友達に枝を近づけないように伝えたのです。
もしも自分が親になった際は「これは危ない」「これはするな」と頭ごなしに行動の範囲を狭めるより、何でもやらせて子供自身が体感し学んでもらうことをしたいなと思いました。
丸太の上に座るということも大人になったらそうそうする事ではないですよね。
特に虫嫌いの私は普段なら虫がいそうな場所は避けるタイプですが、この時はそんなこと気にせずこの丸太の上に座り木や土、マイナスイオンたっぷりの空気を肌で感じていたのです。
芸術祭は17日まで開催中
キャンプイベントは9, 10日の二日間ですが、芸術祭と呼ばれるイベントは17日まで行われています。
今回ご紹介した会場の写真はほんの一部です。
人が多く集まるキャンプイベントではない時期もまた別の飛生アートコミュニティの姿を見ることが出来るかもしれません。
飛生芸術祭HP
https://goo.gl/QETdLQ