札幌に新オープン「外国人向け茶道体験 蓮」へ行って来ました。




 

抹茶好きインバウンド研究家のヤス松尾@yasu_matsuo_jpnです。
今回は私の住む街・札幌で外国人旅行者向けの茶道体験教室がオープンしたという情報をキャッチしまして、私も外国人目線で体験しに行って来ました。DSCF1771

 

3つに分けられる札幌の中心エリア

札幌の中心地には大きく分けて3つのエリアに分けることができます。
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①札幌駅エリア
ほとんどの旅行者は新千歳空港からこの札幌駅までJRで来るのが一般的な旅の発着点です。
ファッションや家電系のショッピング、映画館・JRタワーなどの夜景デートにもおすすめ。

②大通りエリア
観光地で有名な大通公園時計台がある札幌の中心地。
飲食店やショッピング、デート、観光などの多くの人で賑わっています。

③すすきのエリア
ウィキペディアには東京以北最大の歓楽街で歌舞伎町・中洲ともに日本三大歓楽街と呼ばれるなんて書いてありました。(少々オーバーな感じもしますが…)
主に飲食店がひしめき合っています。様々な業種のレストランやバー・クラブ、メンズ向けの店舗が数多く存在しています。

そんな3つのエリアの中でも中心の大通りエリアに今回の茶道体験教室はあるようです。
噂の住所を元に歩いて行くと看板を発見しました!
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↑全て中国語標記ですが、間違いなく茶道の文字が。

TEA CEREMONY REN!!
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どうやら2Fに教室はあるようです。

1Fにはどんなテナントが入っているのでしょうか?
02小さな文字で「SATURDAYS」と書かれています。
なんとこのビルの一階には、近年流行中の豆からチョコレートを作るBean to Barのチョコレートショップ「サタデーズ」が入っているのです。

一階部にはサードウェーブチョコレートショップ。
二階にはこれから需要が増すであろうインバウンド日本文化体験教室。

なんともトレンディなビル!
早速2階へ上がってみましょう!

 

茶道体験 蓮へ潜入

まずは到着するなり、受付表の紙をいただきました。
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こちらに名前や国籍を記入し、体験するコースを選択します。

体験できるコースは以下の2種類です。
①ノーマルコース 茶道体験 ¥3,500
②和装コース 着物を着ながら茶道体験 ¥5,000
(両コースとも和菓子+記念撮影+通訳付の税込価格)

04↑スタッフの春日さんが受付表の書き方を教えてくれます。
ちなみにブログで春日さんの顔出しが可能かお伺いしたところ、「私シャイなので…」とのことでNGでした。

この時、現金払い嫌いの私が一つ喜ぶ点を発見。
インバウンドで必須のクレジットカードに対応していたのです。
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せっかくなので和装コースで申し込みことにしました。

 

早速お着替え

スタッフの春日さんから「松尾さんにはこの和服が似合うかと思います」と渡された和服に着替えることに。
茶道が始まる前に春日さんと一枚記念撮影を。
06↑春日さんは顔出しNGのため抹茶パウダーで保護させていただきます。

そして茶道に入る前にお箸の使い方や体験するコースの内容をご説明いただきました。
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茶道体験でお箸を使うことはないですが、実際にこちらに来られる方は外国人の方がほとんどなので、お箸を体験してもらうことも日本文化の体験をしていただく一貫とのこと。

それでは早速体験へ移って参りましょう。

 

手を清める

まずはじめに手を清めます。
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挨拶

和服も着用し、手も清め準備は万全です。
畳へ上がる前に掛け軸に礼をします。

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お互いに礼することも忘れません。
デジタルな社会で私たちの生活から薄れがちになってしまっている挨拶も、しっかりと面を向かって深々と礼をするのです。

 

先生登場

スタッフの春日さんと挨拶をしたところで、春日さんが一言。
「それでは先生が入られます」

あれ? 春日さんが教えるのではないんですね?
どうやら春日さんはスタッフのようです。

本当のお茶の先生は後ろの部屋で待機をされていました。

そして先生がご入場されました。
ゆっくりと座られてポットのお湯を確認されます。
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私はこれまで茶道の文化に触れたことなど一切ありません。
初めて見る茶道具や着物を着てお茶を入れる先生、全てが新鮮だったのです。

松尾「あの先生。先生のお茶をたてている写真を撮ってもいいですか?」
先生「まずはお菓子をお召し上がりください」

松尾「あ!はい!」
先生がご登場されて早々写真撮影について聞くだなんて私も無礼な一言から入ってしまったもんだと反省。

とりあえず出された和菓子をいただくことに。
13もぐもぐ。。
竹で作られたナイフで和菓子を頂くだなんて上品な時間だなぁと実感しました。

そうこうしている間に先生はお茶を点てるご準備を開始されました。
14シャカシャカシャカー!

はじめて聞くお茶たての音です。
とても素早く先生は手首を返しながらお茶を立てます。

 

16↑人生で初めて畳の上で抹茶を飲む私。

 

自分でもお茶点て体験

おいしくお茶をいただくと、先生が「それでは松尾さんもお茶を点ててみましょう」とポツリ。
私はてっきり畳の上で茶道のルールに従ってお茶を飲む体験が出来る場所だと思っていましたが、なんと自分でも先生側に座ってお茶点てをできるようです。
17↑抹茶の粉を茶碗に入れます。

18シャカシャカシャカー!

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私も先生に負けじとシャカシャカします。
そしてお茶を点て終わった私はじっくりと自分の抹茶を味わいました。

19やすらぎの瞬間。

買える茶道具たち

茶道体験教室 蓮では体験するだけでなく、茶道に必要な道具やデザイン性溢れるお茶碗の物販も行なっています。
22実際に茶道を体験された旅行者がお土産や自分用の記念としてご購入されていくようです。

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お店情報

茶道体験 蓮
札幌市中央区南2条東2丁目7番1号SALMON2F

9時〜17時(毎週火曜水曜定休)
ホームページ

 

体験が旅行の目的の時代へ

わずかここ数年の間に旅行にまつわる全ての概念や方法が大きく変わりました。
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大きく一言で言うと、
「定住者と旅行者の差がない形」
が新しい旅のスタイルとして確立された今、その国やローカルの人たちの文化を自分自身で体感したいというニーズが増えて行くと思います。

日本でいえば以下の体験事業をよく聞きますし、求めている外国人の方も多いはず。
・忍者のコスプレをして忍者修行体験が出来る
・柔道、剣道、空手などのスポーツ体験
・もちつき体験
など

お金を消費し、お土産や物を購入するという従来の海外旅行の流れから、体験を購入するという事業が今後も増えて行くかと思います。