民泊運用テクニック/一般カメラマンに物件撮影を依頼する時は必ず立ち会おう。




 

民泊研究家の@yasu_matsuo_jpnです。
本日は民泊物件は撮影したことが無いけれど、撮影スキルをお持ちのプロカメラマンや知人のカメラマンに民泊物件撮影を依頼する時の心得として、ホストの皆様にはぜひ念頭にとどめていただきたいことがあります。

まず民泊カメラマンと呼べる方々は以下の事を心得ています。
・民泊サイトでどのような写真を掲載するべきかを知っている。
・ホストがこんな写真を撮ってほしいという理想がわかってくれる。
・様々な民泊物件を撮影しているだけあって、ホスト自身も気づかなかったカッコよく見える部屋のアングルで撮ってくれる。


などなど、民泊物件で撮影するべき写真というのは、プロカメラマンであれば誰しもが知っているという事ではありません。

一般撮影技術とはちょっと違い民泊ならではの独特な撮影物や表現法があるのです。
その一例をご紹介いたします。

 

たとえば、洗濯機。
洗剤も一緒に写すことで、洗剤も常備していることをゲストに伝えることができます。
大抵のゲストさんは洗剤は洗濯機の近くの床に置いてたままですが、民泊カメラマンはホストからの指示がなくてもこのように洗濯機の上に洗剤を置き撮影をしてくれます。

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細かな備品の撮影も民泊カメラマンならデフォルトで撮影。
まずは洗濯物干し。

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さらにはゴミ箱まで鮮明に撮影します。
部屋にあるものは全て的確に撮影するという民泊カメラマンの心得ですが、一般のカメラマンさんの場合、ゴミ箱までは必要無いだろうと思い(普通はそうですよね)撮影をしない場合がほとんど。

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そしてキッチンも、ほとんどのホストさんは食器や調理器具をキッチン下の戸棚にしまったままです。
これもきちんと上に並べて撮影することで、明るく綺麗な食器写真が撮影できます。
これも一般のカメラマンは戸棚にしまってある物は基本動かすことなく、何もない状態で撮影します。

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これは一般のカメラマンさんは、”してくれない”というよりも、気づかなかったり・そのように撮影することが民泊では良い効果なんだという知識がただ無いだけです。

これはカメラマンさんが悪いのでは決してありません。

なのでもしも一般のカメラマンや趣味で撮影をされている友人に民泊物件を撮ってもらう時は必ず立ち会いの元撮影してもらいましょう。
そして細かな備品の移動はホストさん自身で行うのが良いです。

もしも、時間が合わずに立会いが難しい場合は、カメラマンさんには物の移動や設置のお願いは一切せず、カメラのシャッターボタンさえ押せば良い状態にまでセッティングをしておきましょう。

ですので、
・極力カメラマンとは撮影に同行
・細かな撮影時の物移動はホストさんが行う
・カメラマンには最高の写真を撮ってもらうためシャッターボタン以外に触れさせない。ホストはカメラマンの最高のアシスタントと化す。

この3つで良い写真を撮ってくれるだけでなく、編集作業でもきっちりと時間を割いて丁寧に一枚一枚仕上げてくれることでしょう。

 

さいごに…
忙しい時には単独で1日3〜5件の撮影を行う民泊カメラマンを最も精神的に追い詰める作業は寝具です。

ソファベッドやリビングに布団を敷いて寝る場合、布団が無いバージョンと、布団を敷いたバージョン2つの写真を求められます。

なので、まずは布団が敷かさっていない室内の写真を撮ります。

↓布団を敷いていない状態のソファベッド01

 

↓その後一人でソファベッドを倒しテーブルを移動させ、クローゼットから布団を取り出し設置する松尾。
(撮影は自らタイマーモードで撮影。)

02
↓ソファベッドだけでなく、布団も敷きます。
03

最後にパシャり。
04

 

撮影した後は再び…
05クローゼットへ寝具を戻します。
この時、私だけでなく毎回一人で物件に行き、このような設備移動をも行い、室内を撮影する全民泊カメラマンは同じくこう思ってるだろうなぁと思うことがあるんです。
「誰か撮影手伝ってくれたらなぁ。。」