こんにちわ、やすまつおです!
2020年からコロナが日本に広まり、はや2年。
一方でZoomやNetflixなどのオンラインサービスは伸びている現在、本日はコロナ禍だからこそ広まる予感を見せる次世代サービスをシェアします。
本日ご紹介するのは「遠隔接客」です!
このサービス、便利である一方、現在接客業をされている方は次の新しいスキルを高める必要がある時期に来ているかもしれません。
2021年末までは大丈夫でしょうが、来年以降は本格的に「遠隔接客サービス」がどんどん普及して、並の接客レベルの方は不要になる時代がやってきます。(一方で新しい仕事も増えるわけですが、何より気軽に転職できるスキルは必要!)
それでは遠隔接客が具体的にどのようなサービスなのか、概要と今現在シェアを広げている企業らをチェックしていきたいと思います!
遠隔接客サービスとは
通常のお店は、そのお店に雇われているスタッフが現地にいるのが当たり前ですよね。
ホテルや空港、アパレルショップ等どこの店舗に行っても、基本そのお店の生身の人間スタッフが常駐しています。
そのスタッフは、お客さんからの商品についての質問やアドバイスの受け応えやレジ打ちのために常駐しています。
なので企業は、見た目が良く、愛想がよく、商品知識を早く吸収して売り上げに貢献してくれそうな人を雇っていました。
しかし遠隔接客サービスは、基本店舗には人は常駐させず、人件費の発生を抑えてくれます。
受付やレジにiPadなどのタブレットを設置しておけば、リモートで店舗現地にいるお客さんと、お店から遠く離れているサービス会社のオペレーターがタブレット越しで接客をする、というサービスなんです。
お店にはお店のスタッフが不在でお客さんしかいないってちょっと不思議な感覚ですよね笑
しかしこれがコロナ以降のニューノーマル。
「人を雇う」ことにかなりセンシティブになった企業は今後安易に人を雇うことをせず、いかに人件費を削減できるかを考えます。
人件費削減とこの遠隔接客はまさに最高のコンビネーションなのです!
☝︎このようにタブレットに表示されているアバターに話しかけている向こう側は…
☝︎PC越しで待機しているどこかのオフィスにいるコールセンターに繋がっています。
日本かもしれませんし、海外かもしれません。
写真ソース:TimeRep
それでは実際にどのようなサービス企業が存在するのか見ていきましょう!
遠隔サービス一覧
①Live Call https://livecall.jp/
【Live CallのHPを見てわかること】
運営会社:スピンシェル株式会社
事業内容:リアルタイム・コミュニケーションプラットフォームの開発及び運営
☞導入企業業種
・アパレル、ファッション
・不動産、住宅業界
・特定保健指導
・士業、専門家相談
・リユース業界
・コンタクトセンター
特に以下のアパレル関係での利用が進んでいるようです。
②Remosis https://www.remosis.io/
【RemosisのHPを見てわかること】
運営会社:株式会社Nextremer
事業内容:AI社会実装事業 (AIエンジンライセンス・AIプロダクト)・AIシステム開発・研究開発事業
☞導入企業業種
・流通・サービス店舗
テレビ電話をしながら一緒に商品を選んだりするサービスや、AIチャットボットにも対応しています。
③RURA https://timeleap-rura.com/
【RemosisのHPを見てわかること】
運営会社:タイムリープ株式会社
☞導入企業業種
・ホテル
・携帯ショップ
・テーマパーク
・介護施設
・不動産賃貸
・コワーキング/シェアオフィス
・家電量販店
TOPページに「時給350円から」と書いていることで、いかに人件費を下げられるのかが強調されていますね。
④VIRTUAL STORE https://virtualstore.jp/
【VIRTUAL STOREのHPを見てわかること】
運営会社:株式会社ギブリー
事業内容:HR Tech 事業(track/athletics/CODEPREP)Conversation Tech 事業(SYNALIO/LIBERO/Virtual Store)DX 事業(PEP)Incubation 事業(治療家ナビ/お墓探しナビ)
☞導入企業業種
・アパレル
・美容
・製造
女性モデルを多用した素材写真が多く、女性をターゲットにしたお店には親近感が湧きそう。
また商品管理や決済サービスも対応してるので、お店の機能まるまる頼めそう。
⑤TimeRep https://timerep.jp/
【TimeRepのHPを見てわかること】
運営会社:株式会社UsideU
事業内容:法人向け遠隔接客販売ツール TimeRep
☞導入企業業種
・商業施設
・銀行
アバターかリアルな人間どちらをタブレットに表示させるか選べるようです。
無料デモも体験できるようなので、体験してみては?
⑥AttendStation https://panasonic.co.jp
【AttendStationのHPを見てわかること】
運営会社:パナソニック システムデザイン株式会社
事業内容:コンサルティング・エンジニアリング・デザイン
☞導入企業業種
・ホテル
・店舗
・リアル展示会
説明不要のビッグカンパニーのパナソニック。
記事をスクロールしていると美女アバターと目が合いました。
実際に話す様子を見れる…?
と言うわけで!
実際にアバター接客を体験してみた
早速私を見つめる美女アバターのQRを読み取り、スマホで受付ガイダンスを受けるシュミレーションをしてみました。
QRを読み込むと早速案内が始りました。
ふむふむ。
ご丁寧にこのアテンドステーションの概要説明をしてくれています。
加速するテックのワクワク感、新しい発見、不思議に感じた点いろいろ以下にまとめます!
遠隔接客サービスを調査した感想
①新しい職業「アバター接客オペレーター」が誕生するかも(数年限定)
今回ご紹介したサービスには大きく分けて2パターンに分けることができました。
1、お客対人間スタッフ
2、お客対アバター
1と2どちらもお店現地からのお客のリアルタイムの応答をするために声を発するオペレーターは必要です。
もしも、今後2のアバター表示式のサービスが普及すれば、いつか企業は他社との差別化を図るために、よりアバターに近いアニメ系の声を出せるオペレーターを採用する時が来ます。
アニメ声+接客スキル、この2つを持ち合わせている方で求職中の方がいれば、今からでもこれらの企業にアプライしてみるのもありでしょう!
まだまだ未開拓の「アバター接客オペレーター」という職業のパイオニア的存在になれるかもしれません。
ただし2,3年後には、リアルタイムの返答も即答えられるAIが声も担当するので、期間限定のお仕事になるでしょう。(そうなると次はAIに接客を教える仕事に切り替えられます)
②マジックミラー的違和感
アバター式は有名声優とのコラボ、人気アニメキャラが接客、など無限の可能性が広がりますが、現状のままだとアバターより、会話先の普通の人間の姿が見えるタイプの方が私は精神的に楽だと感じました。
なぜなら、アバターから発せられる声が、一般的な普通女性の声でして、アニメ調のアバターと少々違和感を感じてしまいました。
+タブレットのカメラで私の顔や様子はオペレーターに見られているけど、私はオペレーター側を見れないという状況がマジックミラーのような違和感を感じてしまったのです。
③店前に無人ステッカーを貼るようになる
現在の飲食店にはタバコが吸えるか吸えないかを店前にステッカー表示する店舗や、電子決済を使えるか表記しているお店がほとんど。
そこで、無人接客の店かどうかを識別すると、無人店舗ファンから選ばれやすくなるかもしれません。
例えば私は、コンビニの無愛想な接客や服屋の声かけが煩わしいと思う派なので、コンビニなどでセルフレジがあれば有人レジに人が並んでいなくてもセルフレジを使いますし、スタバに行った際もレジには並ばず、アプリから注文します。
もしも目の前にホテルが2棟あって、店内に入る前に無人ホテルであることがわかれば、私はそちらのホテルに泊まります。
私のように無人決済を好むタイプは少なからずいます。
ぜひ無人店舗さんは、店前に無人店舗ステッカーを貼ってみてはいかがでしょうか?
(近日イラレの勉強も兼ねて作って公開してみようかな!)
④起業の安心材料
例えばアパレルショップを開きたい場合、今までは自分もお店に立ちつつ、スタッフも数名雇い…という流れでしたが、今後は借りたテナントに売りたい商品だけ置いて、あとはレジ前にiPadを置いて、今回ご紹介したサービスに接客を外注してしまえば、営業時間でもオーナーは自由に動くことができます。
「人件費が圧倒的にかからない」という確定事項は事業において最高の安心感ではないでしょうか!
⑤どのサイトも料金が書いていないので、費用感が未知数!
今回調査した企業で料金を記載しているサイトは皆無でした。
大体の目安表示もありませんでしたので、気になる方は問い合わせしてみましょう!
判断材料はまず人間接客、アバター接客どちらを希望するかです。
そのあとはHPのデザインや企業概要でご自身にハマる企業に問い合わせてみましょう。