ネパールから帰国し二週間が過ぎたやす松尾です。
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私がネパールに行く前ネットでネパールについて情報収集していた際、多くのネパール関連のブログで電気やWiFiなどインフラにまつわる記事を多く見かけました。
特に電気に関しては2015年に起きたマグニチュード6.7の大きな地震以降復興しているという記事がとても多かったため、インフラ面では特に不安に思うことなく、ネパールに出発しました。
しかし実際にはまだ停電はありました。
更には水が止まるというかなりレアな宿にも巡り会いました。
今回は2019年にネパールの7つの市を周った私が綴る2019年2月現在最新のインフラ情報をこちらにまとめたいと思います。
ネパールのインフラ事情 水編
ネパールの水についてはとてもネタが豊富で、おそらく水についてだけでも一記事書けてしまうぐらいの事情です。
今回は冷水とお湯の2種類についてまとめます。
①水
冷水については観光客が宿泊するゲストハウスやホテルについては問題なく出ます。
ローカルの人たちは現在も家に水道が無い家も多く(むしろある方が珍しいと言っても過言では無いかも)町の井戸水を組んで、洗濯をしています。
2ヶ月間ネパール国内の様々な宿に泊まった中で、最後に滞在したパタンという街でのある宿でだけ一晩、まさかの水が出ないという宿がありました。
その時私は絶好の急性胃腸炎の時。
トイレもシャワーも使えず手も洗えないという最悪の環境でした。
その宿はAirbnbで予約したのですが、Airbnbに問題を報告し返金対応してもらいました。
これについては後日まとめたいと思いますが、水が出ないホテルなんてほぼ無いと考えて頂いて結構です。
断水については胃腸炎も含め私の運が本当になかったのか、またはブッダが私に旅の最後に大きな試練を与えたのか、なんて考えてしまうあり得ない事が重なったレベルです。
冷水すらも出ない宿はほぼあり得ませんので、ご安心を。
②お湯
ネパールのお湯事情は旅行者の中でも話題になる一つです。
「あの宿はホットシャワー使えた?」「今お湯でるから今のうちにシャワー入った方が良いよ」など日本ではあり得ない話もネパールではよくあります。
ネパールを旅した人であれば「お湯」という話題だけでしばらくは盛り上がれるでしょう。
「地震が起きた2015年以降建設された宿はほとんどお湯が出る」という話も聞きますが、建設時期は一切関係ないと思います。
最近出来た新しい宿でもお湯が特定の時間限定でしか使えない所もあります。
ホテル探しでしっかりとチェックしていただきたいのは、お湯は何で作っているかという点です。
このお湯作りの元チェックをチェックイン前に怠ってしまうと、最悪の滞在の思い出が出来てしまう場合もあり得ます。
お湯が出ない宿ほど肉体的にも精神的にも苦痛な宿はありません。
ネパールでお湯を作っているシステムは大きく分けて2種類です。
その一、ソーラーパネル
ソーラーパネルは太陽の光でお湯を作り置きしておくシステムです。
そのため「何時から何時までがお湯を使える時間です」という様にお湯の使用に制限がある場合が多いです。
ある程度の快適レベルを求める私の場合ソーラーパネル仕様は避けたいパターンの一つです。
築年数の古い宿はほとんどソーラーパネルですし、新しい宿でもソーラーパネルを屋上に設置している宿もあります。
正直私はソーラーパネルの宿は結構キツイと感じています。
必ずチェックイン時にお湯はソーラーかまたは次にご紹介するガス式かを聞くようにしています。
事前に宿予約サイトで予約する場合は、シャワールームの壁やボロさでもおおまかに判断できます。
以下の写真のようにタイル張りで築年数が古そうな宿はほぼソーラーパネルと断言して良いでしょう。
または予約サイトで予約完了する前にもしも時間があれば、直接電話で聞いたり、Eメールで問い合わせてみましょう。
さすがにEメールも無いという宿は皆無です。
(ただ返信が来るかどうかはネパールなので保証は無し…)
その二、ガス
ようやくネパールにもガス式の給湯器が普及し始めています。
中級以上のホテル、富裕層の一般家庭にしかまだ無いガス式の給湯器。
ガス式であれば確実にお湯は出ます。
ただし注意して欲しいのは一酸化中毒です。
「ネパール 一酸化中毒」で検索するとこのお湯の給湯器から微妙に漏れるガスが原因で病院に行った方のブログもチラホラ見かけます。
日本の完璧な給湯器と違い、私も体験しましたが、微妙にシャワーを浴びていてもガスの異臭がするんですよ。
パーツの部品がチープな作りなので匂いが漏れるんでしょうね…
そのためシャワーの扉を完全に閉めることはできず、扉を全開放しながらシャワーに入った宿もありました。
全裸で倒れるなんて怖すぎます笑
ネパールのインフラ事情 電気編
ネパールに停電は切っても切れない関係のようです。
私は過去二回2011年、2012年にネパールを訪れた事があります。
当時ほど停電はありませんが、完璧に無いわけではありません。
過去二回の時代の停電は、事前に何時から何時まで電気が使えないという計画停電だったため、事前に使えない時間がわかっていたのでその時間はろうそくや懐中電灯での生活がしいられます。
しかし事前に使えない時間がわかっていたのでまだよかったです。
今は計画停電は無くなったものの、いきなり電気が使えなくなるパターンなので逆にタチが悪いです。
しかも私が滞在した12〜2月は冬真っ只中。
部屋のストーブは欠かせません。
真冬の停電、そしてお湯が出ない、窓からは隙間風…
この環境想像できますか?笑
今振り返っても本当に過酷な環境を乗り切りました。
↑これは最高に苦しい思い出が今でも蘇る写真です。
この宿は窓の隙間から外気の寒い空気が部屋に入り、さらに室内には暖房がなく、お湯も出ないという過酷すぎる宿でした。
そのためず〜っとフリースとダウンを来ていました。
最高に苦痛な状態の自分を撮影しようと思い撮った一枚です。
ネパールのインフラ事情 WiFi編
ネット環境についても日本並みの期待はしないでください。
WiFi環境はほぼ全ての宿にあると言えますが、速度・安定具合が日本のネット環境とは全く違います。
例え予約サイトで「WiFi有」と書かれていても、それはレセプションの周囲だけ等の意味もあります。
また運良く個室の中まで電波が届いていても、ページサイトは見れるけど、ユーチューブで動画を見ようとすると、全く動かないという現象も十分あります。
WiFiは遅い事が標準と考えていればストレスも軽減されるでしょう。
個室にも電波が届いて、更にはでユーチューブをスムーズに見られればかなり優秀な宿です。
2019年2月時点ネパールインフラまとめ
・水
全ての宿で出ます。
・ホットシャワー
ソーラーパネル式の宿は出ない場合も有。ガス式は一酸化炭素中毒に注意。
・電気
短時間ではあるものの、断髪的な停電が起こる事がある。
・WiFi
ページサイトも見れない店もあれば、動画サクサクな場所も。
ネパールのWiFiに限っては運次第とも言えます。
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