【Airbnb】民泊新法 “学校周辺100mの制限地域” の距離定義




 

民泊研究家ヤス松尾@yasu_matsuo_jpnです。
民泊の法律について調べていくと学校からおおむね100m」という言葉をよく目にされると思います。

これは「学校から100m以内にある家屋では学校の授業がある日は宿泊不可」というルールです。
しかし学校のどの部分から100mを定義にしているのか疑問を持たれている方は多いのでは無いでしょうか。

3月15日より各民泊業者の届出受付がスタートしましたが、未だ細かなハッキリとした情報までは明確化されたサイトがあるとは言えない状態であることは、共感していただけるかと思います。

先日私の住む札幌市では各学校どの部分が100m範囲に当てはまるか、というマップが公表されましたので、本日は皆様と一緒に確認していこうと思います。

「北海道民泊の手引き」では、学校の距離に関して以下のように制限区域と期間が記されています。
♣北海道民泊の手引き
https://goo.gl/ZuBZJm

学校の出入り口の周囲100m→授業がある日を制限

 

またイラストでも解説されていますので見てみましょう。
↑オレンジ点線で囲われているところが100mの範囲です。

①の家は点線内なので完全に規制対象。

②は完全に規制外。

そして分かりづらいのが③です。
Aは点線内なので規制対象とわかりますが、Bはギリギリ点線外です。

なので、規制外!と思うかもしれませんが、AとBを囲う黒線は敷地を表しており、敷地が100m以内に被っているため家自体は100m以上離れていますがBも規制対象として認められる、というわけです。

広い土地に家屋を複数建てられている方は要注意です。

授業がある日の定義

一般的に学校の授業のある日は月〜金曜
ですのでチェックイン日が月曜日〜金曜日は完全にNGです。

ゲストのチェックイン時刻が、完全に放課後で生徒がいない夜中21時だとゲストが日本に来る前からわかっていたとしてもNGです。

更にチェックインだけでなく、チェックアウト日であっても認められません。
例えば学校が休みの土曜日にチェックインするゲストが月曜日にチェックアウトするのは認められない、ということです。

学校がある月曜日(つまり日曜日の深夜0時)の段階には完全にその家からゲストがいない、ことが前提になっています。

授業があるか無いかがキーポイントです。
月曜日が祝日で学校が休みの場合は、授業が無いので土曜日にチェックインしたゲストは月曜日にチェックアウトしても問題ありません。

「北海道民泊の手引き」によるとこの学校が授業があるか無いかの確認は「北海道総合政策部政策局民泊担当にお問い合わせください。」との記載があります。
直接学校に聞くのでは無いようです。

 

100m地域の確認方法

今回は実際に私の母校である札幌市東区にある苗穂小学校の100m範囲を調べて見ます。


まず札幌市ホームページの「小学校等周辺における制限区域図一覧」を開き東区をクリックします。

♣札幌市「小学校等周辺における制限区域図一覧」
https://goo.gl/x5Qbe4

あとは学校リストが表示されますので、学校名をクリックします。
以下が私の母校の苗穂小学校の入り口から100m範囲です。

♣苗穂小学校100m範囲のページ
https://goo.gl/gTSYfb

 

というように、私の住む札幌市ではこのように100mの範囲が明確化されています。
皆様のお住いの地域のサイトでもこのようなマップが公開されていないかご確認してみてはいかがでしょうか?

また色々探していると、大阪の行政書士の方のサイトで日本全国の条例が一覧化されているページを見つけたのでご参考までにシェアします。
♣大阪民泊手続きサポート
https://goo.gl/7GbFmq

 

以上
【Airbnb】民泊新法 “学校周辺100mの制限地域” の距離定義
でした!