【ドローン】東京航空局より北海道全域の一年包括許可を取得完了しました




 

ドローン操縦士北海道ブロガーヤス松尾(Instagram)です。
先日「東京航空局へドローンを飛ばす範囲を広げてもらう申請書を提出するべく、申請案をメールで送信した」という記事を投稿いたしました。

そして先日無事に正式な包括許可を取得することができました!

他のパイロット方の話では「なかなか一筋縄ではいかず、何度か書き直しの指示があったり、航空局とのやりとりを繰り返す」と聞いていたのですが、私の場合は全て一回のやりとりで終えることができました。
今回は事細かに初めて申請案を提出してから正式に許可証を受け取るまでの流れをご報告いたします。

いきなり申請はNG。まずは申請案をメール送信

まず国土交通省のHPより申請書をダウンロードし申請書の記入枠を埋めていきます。
初めて申請書を見た方は「本当にこんなの自分で書けるのか?行政書士に代行を頼んでしまおうか…」と思うことでしょう。

目がくらむような難しい書類です。

詳細は文頭に貼りましたリンク記事で、申請書の一部を見ていただけますのでご覧ください。
おそらく一番許可申請で高い壁は「ゼロの申請書を埋めていく」という最初の作業でしょう。

しかし申請書の全てを書く必要はありません。
DJI製品を使用し、さらにはDJIスペシャリスト合格者などであればかなりの書類を省略することができます。

そして記入が出来たら、ひとまず「これで提出して良いですか?」という提出案を出します。
提出先は東京・大阪の航空局のどちらかです。

♣許可・承認申請書の提出官署の連絡先
https://goo.gl/rwTkes

私が提出案を初めて送信したのは9月6日のことです。

取得までのやりとり

9月7日
申請案を送信した翌日7日に早速返信がきました。

私はあくまで今回申請案としてメールで送信したつもりですが、文末にその申請の確認を通り越して「今ですと、9/21以降に許可・承認になる予定です」と書かれてあります。

え?嬉しいですけど話が飛んでますね;

9月11日

そして4日後メールが届きました。
訂正するべき箇所の指摘が一つだけ書かれてありました。

1、申請日を8/15と記入
2、記名と捺印を忘れずに(これは訂正というより注意ですね。忘れる方が多いのかも)
3、返信用封筒を同封
の3点が書かれてありました。

そして郵送してくださいとのことだったので、この段階で初めてエクセルで記入していた申請書をプリントアウトしました。

 

9月14日
申請日を8/15に書き直し、印鑑も忘れずに押して、返信用封筒も準備しました!

↑しっかりと8/15と書いてあります。

♣返信用封筒について
この時私は返信用封筒にどのような書類が返送されて来るのかわからなかったので、申請書と同じ重さの書類が返信できるよう205円の切手を貼ったのですが、結果送られて来るのはA4の許可証一枚なので最も安価の切手でも大丈夫です。

 

そしてついに!!
9月22日
朝出勤すると私のデスクの上に一枚の封筒が置かれていました。

封筒から中身を取り出すとそこには…

無事に取得完了することができたのです!

 

一見難しい申請書。でも自分でも十分出来ます

ドローンの申請書の提出方法は大きく分けて2つあります。
「一つは自分で自力で書く、そして2つめは行政書士に代行依頼する」

行政書士さんに丸投げすれば面倒な手続きなど全て行ってくれます。
費用は目安として5万円です。

これは様々なドローンの許可申請にまつわるブログなどでも書かれてありますが、「申請は自分でやった方が良い」と言う意見に賛成です。
一見非常に難しそうな書類ですが、国土交通省のHP自体にも書き方のお手本がありますし、様々なブログや本で参考となる書き方が多く書かれています。

またフェイスブックにも飛行許可申請に特化したグループがあります。
私もこのグループの方々から多くを参考にさせていただきました。

♣フェイスブックグループ「無人航空機の飛行許可申請情報交換」
https://goo.gl/Zm1uxL

参加には管理人さんの承認がいるため、ネット上での礼儀をしっかりとわきまえ、マナーとモラルを理解している意思とドローンへの関わりを丁寧にメッセージで添えて参加希望の旨を伝えれば承認していただけるでしょう。

 

許可を取得することで出来ること

私は以下の飛行についての許可を申請しました。

・人口集中地区での飛行
・夜間飛行
・目視外飛行
・人や物から30m以上距離確保ができない飛行
・催し場所上空での飛行
です。

以上国土交通省東京航空局許可承認取得までの流れでした!