北海道下川町から中国に瞬間移動?! 全長2kmの万里長城「スキー場〜桜ヶ岡公園〜みなみ家」




 

北海道ブロガーヤス松尾(Instagram)です。
今回も旋回に引き続き「北海道下川町シリーズの旅」第三弾をお届けします。

↓Pt.1~2はコチラ


 

Pt.1〜2は一日目の模様をお送りしました。
本記事から二日目に巡った模様となります。

 

↑北海道の夏を車で走らせると虫が窓にバチバチあたり、たくさん虫が窓にこべりつくんです。
一日目にかなりの虫と車が接触し、虫で汚れた私の車の窓を二日目の朝クリーニングしてくれるガイドの成さん。

虫が嫌いな私に変わりここまでしてくれるとは、ホスピタリティの塊です。

 

二日目の下川ツアースタート

二日目は私が持参したドローン撮影をメインで動きました。
ガイドの成さんに相談し下川町らしい景色が撮影できるポイントを教えてもらい二箇所のポイントでドローン撮影しました。

↑持参したドローン「DJI PHANTOM4 ADV」

 

教えてもらった撮影ポイント二箇所のうち一つ目の下川町スポットがコチラ。
①下川スキー場
下川町は40代になっても現役を続ける日本スキージャンパー界のレジェンド葛西紀明選手やバンクーバー五輪で主将を務めた岡部孝信選手らを輩出しているスキージャンプの町でもあるのです。

人口190万人の札幌ですらジャンプ台は5台ですが、人口3600人のここ下川町には4台ものジャンプ台があるのです。
というわけで下川町の代名詞とも言えるスキージャンプ台をドローンで空撮することにしました。

4台のスキージャンプ台のうちガイド成さんおすすめの位置に到着です。
あいにく風が強く思うように飛ばすことができませんでした。

が、可能な限り撮影した空撮写真をご覧ください。

そしてスキージャンプの上から180度回転させるとそこには町を一望できる光景が。

つまりスキージャンプ台の上に登ればこんな素晴らしい自然と町が見えるのです。
このスキージャンプ台は夏の間は何も使われていない様子だったので、一般の人も登れる展望台にしてインスタグラム撮影の名所に変貌出来そうです。

↑アクションカメラでドローンを撮影する成さん。

↑風が強風で操縦を苦戦している私。
ドローンでは安全が第一です。

少しでも風に煽られて落下する予感を感じたら無理せずに飛行は中止します。
と、いうわけでサクッと撮影し次の撮影ポイントに移動しました。

それにアブもたくさん周囲に飛んでおり私も襲われかけまして、虫嫌いの私は長居が無理でした。

「下川スキー場」
住所:北海道上川郡下川町南町444-2

②桜ヶ丘公園/万里長城
続いて私たちは下川町のシンボルと言われる「万里長城」へ移動しました。

桜ヶ岡公園の中にある万里長城。
なんとただのコピーではなく札幌の中国領事館から認定されており、当初は本家へのリスペクトも含め「ミニ万里長城」と名付け領事館を尋ねると快くOKを頂き「ミニ」も付けなくて良いとのことで堂々と下川町の万里長城とお墨付きを頂いたようです。

↑ドローンで上から見た万里長城

15年かけて積み上げられた石の数は15万個以上で石には積み上げた様々な人たちの名前が彫られていました。
2000年10月全長2kmになった達成イベントでは中国領事館総領事の孫平氏を招いたそうです。

早速歩いて見ましょう!

小さな橋を渡ったり。

私の心のように透き通った空を見上げてリラックスしたり。

シミボーさんは写真を撮り、成さんはアクションカメラで動画を撮りと髭の3人カメラ男子はおもいおもいの時を万里長城で過ごしました。
すると途中で何やらタワーが見えてきました。

中に入ってみることに。

すると階段登場です。
上まで行けるようなので登って見ました。

すると下川町で毎年行われているアイスキャンドルのお祭りの歴代のポスター達が飾られていました。
さらにはアイスキャンドルもこの町が発祥のようです。

さらに階段を登ると!

展望台の登場です!

そして一階には有料にはなりますがミニ資料館があり、北海道全体やこの下川町周辺の昔の歴史について学べます。
ちなみに入館料は206円。

6円飛び出ている部分は謎…笑
キリよく200円にしてほしいですね。。

中の様子をちょびっとご覧ください。

下川に来たら必ず訪れるべき名所です。

「桜ヶ岡公園・万里長城」
住所:北海道上川郡下川町西町1026番地

そしてお腹が減った私たちは下川町最後の食事をとって札幌へ帰ることにしました。
ちなみに一日目お昼に到着して食べたご飯屋さんは「アポロ」でした。

そして更にその日の夜に行ったご飯屋さんも…

アポロでした笑
いくら美味しいとはいえ、アポロ以外にも行ってみたいので、他にお食事処は無いかガイドの成さんに聞くと「あります!下川に来たら行くべきご飯屋さんのアポロともう一つ有名なうどん屋へ行きましょう!」というお言葉が。

というわけでその有名なうどん屋へ行ってみることに。

③手延べうどん「みなみ家」
下川町レポート最後のご紹介になります!
こちらメイン通りの真ん中に位置するうどん屋さん「みなみ家」

店内はご家族の方やお仕事のランチの方々で賑わっておりました。

しかしお店には一枚悲しい張り紙が…。
人員不足でこれまで夜も営業していたそうですが、現在はスタッフ不足で昼のみの営業のようです。

地方の人口減少・働き手不足の現実を目の当たりにしました。
後継がいなく、確かな味を提供し人気のお店も潰れていく…

小さな町の大きな課題でもあります。
話は戻り私たちはうどん・おにぎり・サラダが付いた「みなみ家定食」を注文しました。

コシがあってとても美味しかったです!

「みなみ家」
住所:北海道上川郡上川郡下川町錦町29
http://shimokawa-minamiya.com/

 

ありがとう下川町

うどんを食べた私たちはその後札幌へと帰りました。
今回二日間にかけて町を案内してくれたガイドマンの成さんそして彼のお誘いがなければこの町に来ることもなかったであろうキッカケをいただいたシミボさん研修施設コモレビで出会い、道外の各地からはるばる極寒の北海道を住む拠点に選んで頂き町おこしに携わられている方々に感謝です。

町おこしに携わる方は道外20・30代の移住者がとても多いことに驚きました。
しかもみんな大学はアメリカなど海外経験のあるすごいメンバーです。

一日目の夜に私たちが泊まった宿にお集まりいただき色々とディスカッション出来た場面も貴重な経験となりました。
そして私は道内の様々な地域で町おこし、地域創生の道を進んでいる方々と出会い、その人たちの活動などを広めたいという目標もあの夜確信的に生まれました。

また北海道の地に新しい繋がりが生まれて良い旅となりました!
最後に完全に外部者として初めてこの町を訪れた者として、こんな物があれば下川町の発展に繋がるのでは?と思ったことをまとめます。

「少し町の情報を知っていた」「過去に訪れたことがある」などではなく、場所も知らず完全に情報ゼロの状態からたかが一泊町を見た者の意見なので実現どうこう無視し、むしろなんでも書いてアリのブログという媒体だからこその妄想として読み流してください。

ヤス松尾完全妄想下川町創生アイデア

①林業の町ということで下川の木を使ったアスレチックジムオープン
林業の町ということですが、町を見ても特にそれらを感じるものはありませんでした。
子供達の家族連れが楽しめるアクティビティスペースをつくり下川の林業をもっと知ってもらえるスペースを町につくってみてはいかがでしょうか。
イメージ「那須の森の空中アスレチックNOZARU」
http://nozaru.net/

 

②観光客も楽しめるスキージャンプ台イベント
私がドローンで撮影したスキージャンプ台は幅が狭かったため人が走るようなレースは安全度が低いですが、ドローンでの撮影した際見れたあのジャンプ台からの町の眺めは最高です。
何か展望スポットとして利用したり、有名オリンピック選手が幼少期に練習していた場所という貴重なジャンプ台でジャンプ選手の目線やあの高さを味わえるドキドキ体験が味わえるような体験スペース、また冬季は未来のオリンピック選手の練習風景を生で見学できるツアーなど組んでみてはいかがでしょうか。
イメージ「今年の5月に札幌の大倉山で行われたRedBull主催のレースイベント」
https://goo.gl/ERTUjL

 

③日本初のうどん特区
下川町の食文化では毎年うどん祭りが開催されておりうどんがプッシュされていますが、町にはうどん屋さんが「みなみ家」の1店舗しかありません。

そこで空き家も多いということで、日本全国からうどん屋をやりたい若者を募り無償でうどん屋のオープンをサポートしてあげ、町にうどん屋をどんどん増やし町のメイン通り全体が、ススキノのラーメン横丁のように様々な店舗のうどん屋が立ち並び食べることができる日本初のうどん特区をつくってみてはいかがでしょうか。

空き家を必要最低限で住居兼店舗にリノベーションし、初めの設定期間内は完全0円+やる気のみでうどん屋が開業可能。
期間が終了するとリノベーション料金の一部を大学の奨学金のようにあとから少しずつ町に返済していくプラン。
うどん特区への移住面接では、実際にうどんへのあつい思いを面接で確かめたいところです。

以上完全妄想下川町地方創生プランでした!

「何もない田舎」と言われている場所もネットも無い時代ではなす術がなかったとしても、今ある様々なネットサービス、SNS、イノベーション時代にふさわしいやり方を利用すれば、今まで掘り様の無かった土地柄も、逆に地方にしか無い立派なコンテンツとなるのではないかと思うのです。

今のところ私が地方創生で考えて行きたい路線としては、その土地の歴史や背景を無視して新しい物をゼロから作るのではなく、埋もれている文化らを再び掘っていく方向の方が時間や労力(昔から住んでいる住民らの説得など高齢者の多い地方独特のシガラミがある)はかかるかもしれませんが、長いスパンで見ると町への貢献は大きいのでは無いかと考えています。

 


また北海道の地方に訪れた際は当ブログでご報告いたします!

 

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