ドリカム吉田美和の出身地のワインの町・池田町へ行ってきました 一日目編




 

北海道ブロガーヤス松尾(Instagram)です。
先日北海道の真ん中にある池田町の地域おこし協力隊の方のブログで面白い記事を発見したのです。

 「池田町郊外空き物件の再生協力者募集」と題された記事を読んでいくと、長い間誰にも買われずに売りに出されていたレストラン兼宿泊所の物件にやっと買い手が見つかり、その新たな買い手のオーナーが物件の再生利用アイデアを募集しているという記事でした。

それは私が常に意識している、街を歩いている際に空き物件を見かけたら「この物件は何に生まれ変えるのが良いか」という発想と完全にマッチングします。

池田町にはこれまで人生で一回した行ったことがないのですが、ワインドリカムのボーカル吉田美和の出身地というこの2点が大きな街のキーポイントです。

↑池田町のシンボル「ワイン城」

記事には元レンストラン物件の写真が数枚掲載されていました。
皆様もこんな広大な土地に無限の可能性を秘めた物件があったらどんなアイデアを出しますか?


ちなみに池田町の場所はここです。
札幌から車で一般道を使えばざっと4時間。
高速を使えば3時間で行ける距離にあります。

近いようで遠いです。

 

数字で見る池田町

人口:6,961人(住民基本台帳人口、2017年3月31日)
面積:371.79 km²
人口密度:18.7人/km²

ちなみに「海猿」や「ブラックシャックによろしく」を書いた佐藤秀峰もここ池田町出身。

 

アポを取って見た

何やら面白そうなプロジェクトだと思い、この記事を書かれた地域おこし協力隊のkuroさんに連絡を取り、直接現地へ私が行き物件を見させて頂く依頼を出しました。

札幌から日帰りで行ける距離ではありますが、宿泊施設だった物件なのでそのまま宿泊できる施設としての利用が良いのではと思いました。
そのため宿泊施設として再生させるならば、自分も池田町に一泊し池田町の空気感や町並みをじっくり見てみようと思い一泊することに。

The北海道とも呼べる広大な土地と自然がここにはありました。

再生物件内覧

kuroさんのブログでこの物件はレストランとして営業していた頃は「北物語」という名前だったと知っていたため、グーグルマップで「北物語」であらかじめ検索して住所はバッチリ調査済みでした。
しかしグーグルマップで表示された住所へ到着するもブログの写真とは全く違う北物語が…

困った私はkuroさんに連絡を取り一旦池田町役場で待ち合わせをして一緒に現地へ行くことに。

↑池田町役場

というわけでkuroさん同行のもと無事物件に到着できました。
役場から車で10分ほど走った場所にありました。

それではまだ手付かずの状態の物件をご覧ください。
↑宿泊施設として使われていたスペース


↑キッチンスペース

↑広いレストラン跡地


↑なぜかフィルムの再生機もあるドリンクカウンター内

とご覧のように物件再生という意味では本当にゼロの状態でした。
しかし使えないゴミや汚れを綺麗にすれば、広いスペース、宿泊施設、そして都心には決してない絶景の自然があり多くの人が訪れることが可能な物件だと実感しました。

そこで私は以下の提案をしてみたのです。
・日本初のワイン飲み放題のホステル
この施設は「どこか行ったついでに訪れる」という場所ではなく、この施設のためにここに来るという立地だと思いました。
そこでここを訪れてくれた人には一泊していただき、じっくりと池田町の自然豊かな環境とワインを味わってもらえるよう、日本初のワイン飲み放題がコンセプトのホステルとして利用します。

さらに毎年夏になれば多くのツーリングライダーも池田町を訪れますのでバイクをメンテナンスしたり出来るガレージスペースも併設したいです。
スペース的には十分でした。

・十勝牛ステーキ屋
池田町は北海道の中でも十勝という地域に当てはまります。
アメリカでいうと州みたいなものです。

その十勝にはワインに非常に合う特産品があるのです。
それは「十勝牛」

その十勝牛を味わえるステーキ屋をホステルと併設し営業。
ワイン飲み放題は宿泊者だけの特典ですが、ステーキ屋は宿泊しない観光客にも訪れていただけます。

・町内循環バスの運行
この物件は町内の中心から離れているため車のない観光客には非常にアクセスが悪いです。
そのため観光場所であるワイン城とホステルを結ぶ循環バスを運行させてみてはどうかと提案しました。
ワイン城とホステル間だけではなく地元の人にも使ってもらえるよう、スーパーやコンビニもバスの停車場にしても良いでしょう。

もちろん町にバスを走らせるのは様々な手続きや申請、免許が必要であり、そもそも一般人には無理ということかもしれないのは承知の上です。
しかし車がなければ生きていけない場所は俗に田舎・地方・過疎地と呼ばれ、この池田町も十分車がなければ移動が困難な場所。

車を運転できないお年寄りも多くいることでしょう。
帯広からのオフィシャルのバスも走っていましたがもっと小回りがきくマイクロバスが常時走っていればこの町はもっと活性化するとも思いました。

ホリエモンが「若者が出て行き人口減少の田舎にはバスをたくさん走らせれば良い。不便だから人が出て行く。便利にすれば人が住むようになる」と言っていた言葉がこの池田町にも当てはまるのでは?と思ったのです。

 

夜は協力隊・現地の方とディナー

物件を見させていただいた後は、池田駅の近くにある洋食レストランで食事をご馳走になりました。

「ビストロ・シェ MARU」

ここで食べたステーキが本当に最高でした。
池田町に次回行った時も必ずこの肉をリクエストしたいと思っています。

十勝牛の旨味を存分に味わいました。
そして「これだけの美味しい肉と野菜、自然、ワインで駅前のシャッター通りを復活できるはず」と心の中で思いながら肉を頬張っていました。

↑柔らかさと肉の旨みが凄すぎました。
そしてやはり肉のお供はこちら。

池田町のブドウ研究所が製造している「十勝ワイン・トカップ」
現地の方が言うには池田町の人たちはみんなワインが好きだそう。

私もビールよりも断然ワイン派なので、この町との距離がさらに縮まりました。
本当に美味しすぎた料理ごちそうさまでした。

 

まとめリンク

私が池田町に行くキッカケとなった地域おこし協力隊kuroさんのブログ
池田町地域おこし協力隊~kuro隊員の活動日誌~

夕食で最高のステーキを提供してくれたレストラン
ビストロ・シェ・MARU

池田町観光協会

 

次回二日目に続きます。
二日目では池田町の観光のメイン「ワイン城」と「シープドッグショー」をご紹介いたします。