【インバウンド】好きを仕事に。バケーションフォトグラファーのなり方

バケーションフォトグラファーのヤス松尾です。

私2018年10月に札幌で会社員を辞め、その後3ヶ月間ネパールを放浪し、今年の3月からバケーションフォトグラファーという仕事を一つの生業として生活しています。
バケーションフォトグラファーとは一言で言えばカメラマン業なのですが、私の個人的予想だと日本中で日本人の同種のカメラマンを探してもおそらく遠慮して言って100人はいない、遠慮せずに言うと50人もいないのでは?と思うジャンルのカメラマンです。

そして一般のフォトグラファーとは完全に一線を引いて、とても面白いジャンルの撮影業務です。
「好きを仕事にする」とよく聞きますが、まさにそのど真ん中。

私自身仕事だけども「日々遊んでいる」と思っています。
本日はバケーションフォトグラファーとは何か、そしてバケーションフォトグラファーのなり方についてご説明します!

バケーションフォトグラファーとは

バケーションフォトグラファーを日本語で例えると「訪日旅行者向けロケーションフォトサービスフォトグラファー」です!
非常に長いので要約すると、旅行で日本に来てくれた外国人旅行者を、都会感を感じる渋谷や日本の風景を楽しめる浅草などに一緒に行き、その土地の風景とその風景を楽しむ旅行者の写真を撮ってあげる仕事です。

インバウンドに特化したフォトグラファーですね。
もちろん日本人の方からも予約をいただきますが、20組の予約をいただいたら1組が日本人という割合です。

 

予約のとり方

予約はインターネットがメインです。
①Airbnb
https://www.airbnb.jp/experiences/642832
私はAirbnbを主軸に予約をいただいています。
サイトの認知度も世界単位なので利用するユーザーの信頼も気軽に予約しやすいのでしょう。

②Instagram
https://www.instagram.com/yasu_matsuo/?hl=ja

 

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インスタにも旅行者の写真をアップスする事で、その写真を見てくれた訪日旅行者から直接DMをいただき、予約をもらいます。
支払いは当日直接現金でもらったり、Airbnbのリンクを送りAirbnb上で予約をしてもらったり、Paypalで支払ってもらったりと様々です。

③Facebookページ
https://www.facebook.com/TokyoVacationPhotoTour/
バケーションフォト専用のFacebookページを作成し、実際に撮影したゲスト写真をアップし多くの写真を見れるようにしています。
多くはありませんが、極たまに問い合わせが来ます。

今はまだ写真のアップ数が少ないのでもっと写真をアップして、今後に期待です。

その他には…
バケーションフォト
の方々とも提携させていただき、旅先でフォトグラファーをハイヤーしたいと言う旅行者の方がいたら紹介していただいています。

バケーションフォト業務の流れ

①撮影場所・料金・日程の決定
ゲストから撮影してほしいメッセージを受け取ったらまず最初にすることは撮影場所、料金、日程を確定させます。

♠バケーションフォトの報酬(Airbnbの場合)
みなさんが気になるのはいくらの報酬が発生しているか、という部分でしょう。
Airbnb上で販売されている写真撮影体験プログラムだけに絞ると、私の感覚では撮影時間は90〜120分一人¥7,000〜9,000が相場の印象です。

Airbnbの場合ゲストが支払った金額の20%が手数料で引かれます。
ちなみに私は現在90分¥4,500/人

4,500円の20%は900円なので、それを差し引いた3,600円が私の手元に入ります。

Airbnbの中でも確実に安いツアーです。
予約をもらうにはレビューの数が非常に重要です。
今は多くのレビューを獲得し、徐々に値段を上げていく時期ですが、私がバケーションフォトを行なっている第一の目的が外国人旅行者に日本を楽しんでもらう事ですので、一人¥5,000が私自身も気持ちの良い値段の印象です。

②待ち合わせ&撮影
メッセージで確定させた場所で待ち合わせをして、後はゲストと楽しく撮影します。

③編集&送信
撮影後はすぐにデータを渡さず、一旦持ち帰り写真編集ソフトで色調編集します。
編集後のデータはDropboxを使ってゲストに送信しています。

バケーションフォトグラファーのなり方

最後にバケーションフォトグラファーのなり方について完全解説します。
まずカメラを所有している事が大前提です。
スマホはNGです。

もちろん英語を話せなければいけません。
高い英語力は必要なく、日常会話レベルで十分です。

そして写真編集ソフトを使える事も必要です。
写真と距離が遠い方は、写真を撮る人は誰もが写真編集を出来るなど、撮影&編集は一緒に見られがちですが、撮影と編集は完全に別作業です。

写真は撮影できるけど、フォトショップを使えないという方は大勢います。
中国人はこの色味、タイ人はこのアングルの写真を好むなどの研究も欠かせません。

これらの条件のもと、私が日本人で旅行者向けに撮影をしているフォトグラファーが50人もいないのでは?と言った理由をご理解いただけると思います。
プロアマ問わずカメラを趣味でも仕事でも使っている人をランダムに100人集めたとします。

次に「日常レベルの英会話力を所有」というフィルタリングをするとおそらく100人が一気に10人ぐらいに減ると思います。
そしてその10人の中から「ライトルームやフォトショップで写真の編集作業が出来る」というフィルタリングをすると半分の5人に減るでしょう。

そして国別の写真の趣味の知識も必要ですし、何より人物を撮るわけですから、写真を撮る場所の選定力やポーズ提案をするスキルも必要になってきて、さらに減少します。
さらには最後に最も重要なスキルが一つあります。

これまでお伝えしたスキルは本人の意思で取得出来るものばかりです。
最後にお伝えするスキルだけは、お金があってもどうにもできません。

本人の性格、度胸の問題です。
それは…

「名前・どこの国から来たのかしか知らない完全初対面の外国人旅行者と長時間一緒に移動し、クールな写真を撮影し、日本を楽しんでもらえるホスピタリティを提供する事ができる性格かどうか」が重要です。
どんなにカメラの技術があってもコミュ力がなければバケーションフォトグラファーになることは無理です。

この「初対面の外国人旅行者と長時間一緒に共にする事ができるメンタル」をフィルタリングするとシャイな日本人が故に最終的に1人残るかどうか…だと思っています。
そこそこフォトグラファーの知人がいますが、全く出会う事ができません。

つまり以下の4つのスキルを持つことでバケーションフォトサービスを行えます。
・一眼orミラーレスカメラ所有
・画像編集技術
・英会話
・人見知りしないコミュ力

4つを持っているならAirbnbに登録しない手はない

バケーションフォトのみならず、「英会話+コミュ力+あなたの趣味」を組み合わせれば誰でも特別な人材になる事ができます。
ぜひAirbnbで体験ツアーを販売してみましょう。
まだアカウントを持っていない方はぜひ体験プログラムを販売して、旅行者とコミュニケーションを取ってみることをお勧めしますよ!

個人対個人で海外の方とコミュニケーションを取り、なぜ日本を選んだのか、日本とゲストの街の違い、日本人の印象など、色々な事を聞いてみる事はとても面白いですし、非常に価値ある情報です。
♠Airbnb体験ホスト登録リンク
www.airbnb.jp/x/12d9c9

Airbnbには私以外にもいくつか写真撮影の体験プログラムがありますが、実はフォトツアーを行なっているほとんどが日本に住んでいる外国人フォトグラファーなのです。
Airbnbの体験プログラムが日本で一番数多く販売されている地域は東京ですが、その東京ですら日本人カメラマンで撮影体験を提供している人は3〜5人程度では?というイメージです。

ぜひ興味ある方は登録してみましょう!
私ももっとバケーションフォトグラファーの方とつながりを持ちたいと思っています!

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私のインスタでこれまで撮影した旅行者の方々の写真をみる事ができますよ〜!

 

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