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【インバウンド】第三世代突入?! 今知っておきたい世代別ゲストハウス

      2017/11/01

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ゲストハウス研究家のヤス松尾(Instagram)です。
数年前までは個人旅行をはじめとするバックパッカーぐらいにしか通じなかった言葉「ゲストハウス」

今では多くのゲストハウス専門書が出ているほどで、旅行にそこまで興味のない方もTVニュースなどで見たり聞いたりし「外国人旅行者が泊まる場所」程度の施設の意味までは知っている方が多いのでは無いでしょうか。

本日はゲストハウスの歴史と共に私独自の見解でありますが「世代別ゲストハウスの特徴」についてまとめさせていただきます。
ちなみに現在はゲストハウス第三世代に突入している、と考えております。

一体なにを持って第1〜3世代までを仕切っているのかなど、皆様と共に見ていければと思います。
*当記事ではゲストハウスをGHと略しております。

 

世代で見るGH「第一世代〜格安」

ズバリこれからご覧いただく第一世代〜第三世代まで区切っている大きなポイントは「営業形態」です。
まず第一世代GH(←ゲストハウス)の大きな特徴は営業形態が「宿泊のみ」という点です。

ゲストハウスはドミトリールームと呼ばれる大きな部屋に二段ベッドが複数設置されており、基本料理の提供無しの素泊まり一泊¥3,000が基本のスタイル。

↑一軒家を改装したドミトリールーム。

もちろん二段ベッドだけでなく、シングルベッドが設置されている個室部屋やダブルベッド、ツインベッドなどを設置した一人の旅行者向け以外の個室もあるゲストハウスもありますが、それらはあくまで+アルファの話であり、やはりTHEゲストハウスと言えば「ドミトリールーム+二段ベッド」が最も大堂のスタイル。

今でこそ内装のデザイン性の高く、宿泊費が安い「ホステル」と呼ばれるジャンルも出きており、ただ安いだけでなくサービス面での競争も増えてきています。

しかし第一世代真っ只中の時代はお客さんもゲストハウスに洒落っ気などは求めておらず、「いかに安く泊まって出費を抑えられるか」「他の旅行者と会って次の目的地の情報を入手したい」など旅の濃さを強める手段としての存在が強かったのも第一世代の特徴でしょう。

インターネットが無い時代は、「ガイドブック」と「宿のオーナー」「自分以外のバックパッカー」の3点が主な旅の情報の入手源だったので、必然的にバックパッカーは他の旅人との触れ合う意識と機会がありました。

しかし現在ではインターネットがあるので人に聞かなくてもスマホさえあれば旅は完結出来ます。
極端な話、わからないことがあればSiriに聞けば誰に頼らずともあなたとSiriの二人での地球一周が可能です。

そこで第二世代の営業形態が広がった理由の一つでもあると思うのですが、第二世代のお話はもう少し後で。。

営業形態が「宿泊のみ」である他にも、第一世代と第二、三世代間には、ある大きな違いがあると考えています。
それは「宿オーナーのメンタルの強さ」ではないでしょうか。

文頭でもお話ししたように「ゲストハウス」という言葉は今でこそ多くの方が知っている言葉。
しかし第一世代の方々の時代、ゲストハウスだなんて言葉自体TVやラジオで発せられることはおろか、一般の方が知るはずのない言葉でした。

「旅行で泊まる場所=ホテル」以外の発想が無い時代にホテルでも無い場所で一般住宅街の中で「知らない外国人を宿泊させる」という行為自体おかしな人がやること、と思われていたと言っても大袈裟では無いでしょう。

↑台北市内のGHドミトリー。

私がこれまで近年のゲストハウスブームと言われる以前昔から国内で営業されているGHオーナーさんに話を聞くと、どのオーナーも必ず「近隣住民からの理解が大変だった」と仰っていました。

実際に聞いた話ですが、GHを開業したいため不動産屋に物件探しの相談をしに行っても不動産自体が「ゲストハウス」という意味を知らないので、まずはGHがどういう施設なのかを不動産会社に説明するところから始まるそうです。

ほとんどの不動産会社はわけのわからない施設と判断し、物件探しの依頼をする時点で門前払い。
理解を示してくれたわずかな不動産会社が開業できそうな場所を探してくれます。

 

ホテルは一般的に交通の便が良い場所の立地が多いですが、GHは規模が小さいため住宅街にもポツンとあったりします。
なので開業できたとしても知らない外国人が自分たちの住む地域に出入りすることでの不安で、近隣からのクレームの対応に追われたりと旅行者相手のビジネスでも旅行者間以外でも様々な苦労をされていたそうです。

そのため社会からは反発の強い業種であったことは間違いありません。
それでも「旅が好きで世界の旅行者とふれあいながら旅の手助けをしてあげたい」という強い思いと、世間からは煙たがられる業種でも「実行してみせる!」という強い思いが必要だったと思います。

今ではお金さえあれば誰でも開業できるゲストハウス。
しかし当時はお金だけでなく、世間からの冷たい目線をも受け流せる強いメンタルも持ち合わせている必要があったようです。

「ゲストハウスを開業したい!」と友人に伝え「ゲストハウス楽しそうで良いよね〜!」と返事が来る時代では到底なかったということです。
「ゲストハウス?なにそれ?外国人?バックパッカー?あぶな!」という批判の嵐だったことでしょう。

↑シンガポールのドミトリー部屋内にあるPCで調べ物をする旅行者(2012)

 

♣知っておくべきゲストハウス①
「カオサングループ」
日本で最も有名なゲストハウスと言っても過言では無いでしょう。
基本小規模で運営しているGHの特性上、単独での営業が今現在国内のGHの基本ですが、「カオサングループ」は現在国内15箇所でGHを運営しているチェーングループです。

http://khaosan-tokyo.com/ja/

 

世代で見るGH「第二世代〜交流」

先ほどご説明させていただいた通り、第一世代のGHの営業形態は「宿泊のみ」でした。
しかしとあるゲストハウスの誕生により、これまでの少々怪しいという印象が払拭され、一般の方にもGHの明白化した意味が一気に浸透しました。

その「とあるゲストハウス」とはこちら。

♣知っておくべきゲストハウス②
「toco.(トコ)」
https://backpackersjapan.co.jp/toco/

トコは第二世代ゲストハウスの火付け役。
「宿泊のみ」の形態から現在主流となっている「一階にバー、二階から宿泊スペース」という新たな形態を確立させました。


バーとは名前の通りいろんなお酒やドリンクを楽しめる場所ですが、トコが作り出したバーは単なる飲食店ではなく、これまでのGHには無い以下の特徴のあるバーでした。
・宿泊者だけでなく地元の方もウェルカムで、旅行者と地元民の交流も一つのコンセプトとしている
・デザイン性が高い
という点。

↑「toco.」オープンから2年後にオープンさせた「nui.」
一見もう立派なオシャレすぎるカフェです。

しかし実際は宿泊施設の一部なのです。

この二号店目「ヌイ」もトコで日本各地に吹き始めたGH第二世代の風の速度をさらに加速させました。
この二店舗を見て「俺も、私もゲストハウスをやってみたい!」と思い実際に今現在GH運営をされている方も日本国内に多くいることでしょう。

それまで第一世代間のGHにバーが併設された場所はあったとしても、それはあくまで旅行者向けであり、ゲストハウス側から「旅行者×地元民」という交流テーマを世に出しているものではありません。

この「トコ」誕生以来日本全土で「旅行者&地元民交流をコンセプトにしたカフェバーを建物一階部に併設したゲストハウス」が誕生していきます。
これが近年言われる「ゲストハウスブーム」の完全なるスタートです。

2010年10月にtoco.がオープンし、以来この7年間は「ゲストハウス+飲食店」というスタイルが定着しました。
そしてゲストハウス界ではすでに次の世代が誕生しています。

 

世代で見るGH「第三世代〜体験」

第一世代「宿泊(宿主・旅人同士の交流)」
第二世代「宿泊+旅行者&地元人との交流飲食店」
とご紹介してきました。

第三世代はズバリ「体験」です。
その宿に泊まるからこそ得られる非日常の体験、そしてその体験は決して豪華な事でもお金がかかることではありません。

意外と私達の日常にありふれる物事だけども、日々の生活の中に身を置いているとなかなかじっくり時間を取る事はできない、けども宿泊という贅沢な時間を選べば、どっぷりとその体験に浸れる、という空間が誕生しだしています。
私の思う第三世代のゲストハウスのスタートはこちら。

♣知っておくべきゲストハウス③
「BOOK and BED TOKYO」

http://bookandbedtokyo.com/

「ブック&ベッド」訳す必要もありませんが「本とベッド」
コンセプトは名称通り、本をひたすら読むことができるゲストハウスです。

現在池袋、浅草、京都、福岡で営業しています。
その中でも2015年オープンの一号店の池袋店では52つのベッドと無料のWiFiが完備され、後は3,000冊以上もある本の中から一晩中時間を気にせず本を選んで読むことができるというゲストハウスです。

ホームページには以下のように説明されています。

“泊まれる本屋”がコンセプトの低価格で宿泊できるホステルです。
トイレやシャワールームは共同だけど、ゆったりくつろぎながら本を読めるロビースペースに、客室も兼ねた長く連なる大きな本棚。
本好きの私たちにはこれがあれば十分でしょう。

このように「体験」することをコンセプトにしたゲストハウスを第三世代と呼ばせていただいております。
今後はこのような「体験」をコンセプトにしたGHが増えていくと思います!

 

 

第一世代〜第三世代までのGHの共通点

これまで各世代の大きな違いをまとめてきましたが、最後に共通となるポイントをまとめます。

①宿泊費用はホテルと比べ格安
一般的な宿泊費は¥3,000〜¥5,000が相場です。

②寝具以外共有
洗濯機、シャワーやトイレ、リビングスペースなど、寝るスペース以外は基本他の旅行者との共用です。
夜はシャワーや洗濯機が混み合うのでうまく他のゲストと使う時間帯にぶつからないよう使うのもGHテクニックの一つ。

③食事は基本なし
GHは基本素泊まりです。店舗によっては朝食時はキッチンにパンとジャム、トーストが置かれ自由にパン焼いて食べてねスタイルのGHもあります。
予約時にフリー朝食サービスがあるかなど確認すると良いでしょう。
私はよく、値段も立地も同じ二つのGHどちらに泊まるか悩んだ時はこのような朝食サービスがあるかどうかで決めたりもします。

↑アジア圏のGHではこのように朝食時にパンやジャムが並べられています。ここは牛乳も出しっ放しだったけど大丈夫なのか笑

 

以上世代別ゲストハウス概要でした!

 - インバウンド, ゲストハウス, ドミトリー, ブログ

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