【インバウンド】札幌初外国人向け忍者道場「NINJA DO!」体験レポート




 

北海道ブロガーヤス松尾(Instagram)です。
10月1日に私の住む北海道札幌市に新しいインバウンド向け体験施設誕生するとの情報をキャッチし、先日オープン前にその体験内容を特別に受けさせていただきました。

その施設のジャンルは昔から外国人からの人気が高く、今日本でこの業種の施設がどんどんと増えているそうです。
今回はそんなトレンドを札幌でどこよりも早く取り入れ、外国人に日本をより楽しんでもらおうと10月1日にオープンを控えている、とある体験施設の体験レビューをお伝えいたします!

 

その体験施設とは…

忍者体験道場
「HOKKAIDO NINJA DO!」

 

忍者体験道場とは?

忍者体験道場とは、忍者の歴史や忍術を学び、実際に手裏剣を投げてみたり刀の使い方のレクチャーを受ける事が出来る場のこと。
日本で忍者の聖地として知られている三重県伊賀市では町全体が忍者の雰囲気が前面に施され、日本人だけでなく外国人旅行者も日本の歴史文化の一つである「忍者」を学びに日々多くの旅行者で賑わっています。

このように街全体が忍者の雰囲気に包まれているのです。

近年三重県以外でもこのような忍者施設は増えているようで、ついに札幌にも忍者になれる体験道場「HOKKAIDO NINJA DO!」がオープンするとのことで特別に体験させていただく機会をいただきました!

オフィシャルサイトに住所書き忘れ?! 場所不明の忍者道場

まず10月1日のオープン前に体験をさせていただくということで、施設の方にお礼の電話も含め、何時に道場に行けば良いのか、そして住所の確認もしようと思いホームページをチェックしてみました。

♣NINJA DO!オフィシャルサイト
https://goo.gl/a8rw6m

ふつうお店や企業のホームページというのは一番下に電話番号や住所などが書いてあるものです。
なのでトップから下にスクロールしてサイトをみていくことにしました。

しかし…

アドレスと電話番号しか書かれてありません。。

「いくらオープン前でも、肝心の住所を書いていないことにはお客さん来ないのでは? お礼電話のついでに住所を書き忘れていることも教えてあげよう」と思い電話してみることに。

プルルルル…プルルルル。

NINJA DO!「お電話ありがとうございます、NINJA DO!です。」

松尾「あの〜来週29日に体験させていただくことになりましたヤス松尾ですけど。。住所を知りたいのですが、ホームページに住所を書き忘れていますよ」

NINJA DO!住所はお伝えできません。当日11時にテレビ塔に来てください。」

え? 住所を伝えられない?
危ない匂いを感じつつも私は言われるがまま当日テレビ塔に行きました。

ドライバー恵慈英がお出迎え。

当日11時に札幌の観光名所の一つである「さっぽろテレビ塔」にやってきました。

テレビ塔の一階には旅行者向けのインフォメーションセンターが入っております。
「29日、11時、テレビ塔」この三つの条件しか知らない私はとりあえずインフォメーションセンター内で待機することにしました。

♣札幌ツーリストインフォメーションセンター
https://goo.gl/6eP5wz

北海道の観光パンフレットをしばらく見ていると後ろから大声で…

「松尾はおぬしか?!」

え?笑 このご時世おぬし? びっくりした私は後ろを振り返ると。

忍者とも侍とも言えない、どちらかと言えば村人風な方が登場。
話を聞くと、この村人風な方は私を忍者道場までの送迎をしてくださる恵慈英と書いてケイジェイと呼ばれるドライバーさんでした。

 

とりあえず無事に合流できた私は恵慈英さんに連れられるがまま後ろをついていくことに。

テレビ塔を出るとそこには送迎のお車が待っていました。

車種はトヨタの高級車アルファードで乗り心地も快適です。

行き先はわからないVRツアー

車に乗るなり恵慈英さんがある物を私に手渡しました。

 

何かと思い受け取ると、なんとスマホがセットされたVRゴーグルではありませんか!

頭に装着するとそこには実際に今いるテレビ塔下からの車の風景と全く同じ映像が流れていました。
そしてVR動画の再生と共に恵慈英さんが運転するアルファードも出発します。

VR内の世界では実際に今走っている景色が見えているだけでなく、数々の忍者が札幌の街を徘徊しています。
どうやら車で移動している私たちを忍者たちは襲おうとしているようです。

↑仮想の映像とはわかっていても、現実で走っている街中に隠れている忍者達が私たちを襲って来るのでついつい隠れてしまいます。

忍者にバレないように車を走らせ道場に向う中、忍者を成敗しようと彼らを探す侍も登場し「忍者を見なかったか?」と私たちに話しかけてきたりと…それはもう、ものすごい映像でした。

↑こちらは実際の映像。
このような本当の札幌市内の街中に忍者がたくさん忍んでいるのです。

そして映像が終わると、恵慈英さんが「着いたぞ。ゴーグルを外したまえ」と。
どうやら私はVR映像を見ているうちに道場に到着していたようです。

ずっとゴーグルをつけていたため、実際の道場の場所はわからぬまま車を降りました。

そしてこの時初めてオフィシャルサイトで住所が書かれていない理由がわかったのです!
私が恵慈英さんに住所について質問しました。

松尾「到着したこの道場の場所は一体どのあたりなんですか?」

恵慈英さん「忍者は忍びが基本じゃ。敵に情報が漏れてはならぬので申すことはできぬ」

結局この住所は最後の最後まで教えてくれませんでした。
わかっていることは札幌市内のどこかということだけ。

場所を明かさない忍者体験道場、いやインバウンド施設はおそらく日本の中でもここだけではないでしょうか?

ここで私は恵慈英さんとお別れです。
恵慈英さんは次なる忍者の卵を発掘するために、再び札幌の街へと戻って行きました。

ありがとう!恵慈英さん!

 

忍者服に着替える

道場に着くなり次に私をお出迎えしてくれたのはくノ一忍者の椿(ツバキ)さん

更衣室に案内され、まずは忍者の衣装に着替えます。

 

この時椿さんの後ろで、終始私を無言で佇ずみながら見てくる筋肉モリモリの忍者も背後からずっと私を見ていました。。
とりあえずマッチョ忍者さんとは目を合わせず着替えを進めます。

忍者の服は敵にバレないように全部黒で出来ていて、ズボンや腕を通す袖の幅も非常に広く、結び目もたくさんあり、どこをどう結べば良いかわからず、初めて着る忍者服に手こずってしまい、モジモジしてしまいました。

するとずっと部屋の隅で腕を組みながら私を見てくるマッチョ忍者さんが、スムーズに着替えない私を見ながら表情一切変えずに近寄って来たのです。

その瞬間「あぁ…着替えに時間をかけすぎて怒らせてしまい、忍術を学ぶ前に成敗されてしまう…」そう思いました。

私と30cmほどの距離まで顔を近づけたマッチョ忍者さんは口を開けてこう私に言い放ったのです!

「結んであげよう」

なんとこの忍者さんは私の帯を取り上げるのではなく、私に腕を上げるよう指示し帯を優しく結んでくれたではありませんか。


本当は優しい忍者なんだと判明し一安心。

マッチョ忍者さんに帯を結ばれながら、話を聞くとこの方のお名前は「嵐嶄」と書いて、ランザンと呼ばれる北海道忍者界のパイオニア的存在であることが判明。
現在は余市と呼ばれる町に住みながら日本各地を飛び「ランザップ」と呼ばれるエクササイズと忍術を融合した新しい運動法を提案されているようです。

♣余市忍者衆・嵐嶄さんブログ
https://goo.gl/5T4LQH

嵐嶄さんの手助けもあり無事に着替えも終わりここからが本当のスタートです!

 

忍者体験スタート「心得編」

①参加シートに記入
まずは体験道場に着くなり、名前と年齢を書き込む参加シートに記入します。

 

②オープニング映像を見る
シートを書き終え、そのまま正座で待機していると、目の前にあるスクリーンから映像が流れて来ました!
本格的な忍者映像で「これから俺も忍者になるぞ!」という気分にさせられます!

 

③頭忍者登場
映像が終わりその場が真っ暗になった瞬間、右側にある襖がバンッ!といきなり開きました!

↑びっくりした反動で私ブレてますね笑
ここでこの道場の頭である忍者「矢鎌(ヤカマ)」さんの登場です。

そして襖の中の畳部屋に通されます。

 

④ストレッチ&深呼吸
忍者の動きは忍ぶようなゆ〜っくりな動きもあれば、アクロバティックな激しい動きも要求されます。
如何なる敵にいつ何時襲撃されても大丈夫なようしっかりストレッチと修行前の精神統一のためゆっくりと呼吸し息と心を整えます。

 

⑤忍者の心得を学ぶ
忍者体験では手裏剣や刀を実際に持ちますが、まず頭忍者の矢鎌さんから「忍者とは」という基本的にな心得を学びます。

 

⑥ビューティくノ一忍者椿さんによる完全英語通訳
忘れてはならないのはこちらのNINJA DO!はインバウンド対応で外国人旅行者をメインターゲットにしている忍者道場。
そのため英語での説明も必要不可欠です。

そこで日本語で矢鎌さんが指導を説明した後、椿さんが英語でその説明をリピートしてくれるのです。
これで日本人の私達はもちろん日本語が話せない外国人の方もしっかりと忍者の心得を習得できます。

 

忍者体験「実践編in畳部屋」

ストレッチをして心得も習得した私と矢鎌さんは次に忍者の基本となる動きのレクチャーを受けます。

「忍び足」

 

「どんでん返し」

♦忍者豆知識「侍と忍者の刀の違い」
ここで矢鎌さんから教わった忍者豆知識を一つご紹介いたします。
侍と忍者の刀は微妙に違うようです。

違いは鍔(つば)と呼ばれる部分。
侍用は丸いですが、忍者は壁に刀を立てかけ壁を登ったりするため、四角になっているそうです。

 

忍者体験「実践編in屋外編」

室内の畳部屋での実践が終えると、矢鎌さんが次なる襖の扉をガバッと開きました。

するとそこには屋外をイメージした新たな空間が広がっていたのです。
石の壁や瓦の屋根などがあります。

こちらのフィールドでは、赤い枠の4つを使い、より実践的な忍者修行を行なっていくのです。

 

「城壁登り&綱渡り」
まずは壁をよじ登って〜

天井に吊るされているロープで隣の壁へと移動します!

 

「手裏剣」
よく想像しがちな手裏剣の投げ方といえば、両手の手のひらをくっつける感じでシュッシュッシュと手のひらを擦って投げるイメージですが、あれは完全なる想像の投げ方であって、本物の手裏剣はダーツのように片手で投げます。

見事にBULLしました!

「吹き矢」

ふっ!と思い切り息を吹くのがポイント。

などなどここまで色々な修行をご紹介してきましたが、他にも「隠れみの術」「巻物探し」など様々なご紹介しきれない忍術を学びます。

 

修行後は忍者認定書を授与

忍者の修行時間は約90分
初めて忍者文化に触れた私は初めてのこと尽くしで非常に満足感ある体験をさせていただきました。

最後にこの忍者道場の頭矢鎌さんは激しい修行を乗り越えた私を忍者として認めてくださり、忍者認定書を手渡してくれました。

最後にお世話になった矢鎌忍者椿忍者と記念撮影。

 

体験後に思ったことは、こちらの道場は外国人旅行者が主なターゲットとのことですが、日本人の私たち大人でも、お子さんでも絶対楽しめると感じました!

もし私たちが予約した時間帯に、旅行できている外国人の方々も同じ時間帯で予約していた場合、その旅行者と一緒に忍術を学ぶことになりますが、それもそれで面白い体験になるでしょう。

自身の国だけどあまり知らない忍者文化を学ぶ私たちと、外の国からはるばる忍者を学びに来てくれた外国人旅行者と共に自分たちの国の文化を学ぶのは貴重な体験になること間違いありません。

 

World Without Border読者様特別チケット

今回私が体験させていただいた「NINJA DO!」様より当ブログの読者様へ特別に10月1日〜10日までのご予約に限り、完全無料で忍者体験を受ける事が出来るスペシャルプロモ枠をいただきました。

ご希望の方は以下のアドレスまで必要事項を記入しメール送信してください。
hokkaidoninjado@gmail.com
件名に「WWB体験チケット」
と以下の青文字テンプレートをコピペし、必要情報を本文にご記入の上送信してください。

代表者のお名前:
人数:大人○名、子供○名
参加ご希望日:(10/1〜10/10間で記入)
参加希望時間:(10:00〜、13:00〜、15:00〜、17:00〜の4つから選択)
連絡先メールアドレス:
当日連絡可能な電話番号:

♣MEMO
・体験所要時間は集合から解散まで約2時間強です。

・集合、解散場所は共にさっぽろテレビ塔一階のツーリストインフォメーションセンター
・ご予約は完全先着順ですので、ご予約多数の場合はご希望に添えない場合もございます。
・施設内の写真などをSNSにアップするのはOKですが、施設の住所や場所を特定できる情報をアップするのは完全NGです。

 

以上札幌初忍者道場体験「HOKKAIDO NINJA DO」体験レポートでした!

 

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