【普通二種】取得完了!全て1発合格できた2種免許でやった3つこと




 

先日4/3(月)に、自動車普通二種免許のため最終の学科試験を受けに行ってきたヤス松尾@yasu_matsuo_jpnです。
今回の記事をもちまして普通二種取得レポートは最終記事となります。


なぜなら私…ついに。

 

 

無事に一発合格し、普通二種が印字されている免許証を受け取る事ができました!
1この日免許を受けにきていた人は200人はいたと思います。
ほとんどが一種免許の大学生さんで、二種免許は40代とみられる女性と男性、私の三人だけでした。

 

二種免許取得に必要なテストは2つ

テストと免許取得までの流れは
①自動車学校で行われる技能検定を合格し自動車学校を卒業
②卒業証明書を持って運転免許試験場へ行き学科試験を合格
③取得完了
となります。

すでに技能検定は合格しているので、先日は最後の学科試験を受けに運転免許試験場へ行ってまいりました。

 

当日の流れ

自動車学校卒業時に試験場での当日の流れが書かれた案内が渡されます。
2なんと朝8時開場…
そして8:30には視力検査が行われるようです。

大の苦手な早起き確定です…

 

①朝6時起き

自動車学校から、「この時期は非常に受験者が多く混むシーズンなので出来るだけ早くに現地についてた方が良い」と言われました。
「最悪受付に並んで試験開始の9:30に間に合わず、受付だけで帰らないように」という非常に恐ろしい事も言われたのです。

幸い私の住むアパートの近くから1日1本8時に試験場着の直行バスが出ていたのでそのバスを乗ることにしました。

同じ札幌在住の方で朝8時札幌運転免許試験場着を目指す方へのオススメバス

平日毎朝一本6:50に札幌駅を発車する試験場行きの直行バスがありますのでルート上近くにお住いの方はこのバスをお勧めします。
以下のマップで80と書かれた線が通るルートです。
https://goo.gl/caUril

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②受験費用

学科試験を受けるには受験手数料を自動車学校への教習代とは別で支払わなければいけません。

印紙関係は地域によって異なるようですが北海道の場合
①受験申請時に購入する受験手数料 1,750円
②合格後に使う交付手数料 2,050円
合計3,800円が必要です。

もしも不合格で再度受験する場合新たに受験手数料は払わなければいけません。

 

③合格基準

試験は全て「正しい」or「誤り」の二択制のマークシートです。

70問が一種の問題
10問が二種の問題
10問が標識にまつわる問題
5問がイラスト問題
となっております。

全部で95問100点満点中90点以上が合格です。

 

一発合格するために心がけた3つのこと

①仕事中の運転でも練習
二種免許はプロのドライバーとして見られます。
そのため右左折する際必要以上にハンドルを回したり、ウィンカーを出すタイミングや前の車との車間距離など一種免許取得時には何も言われなかったことも細かく注意されます。

全て理にかなった無駄のない動きが重視されます。

仕事中車を一人で運転している際も後部座席にはお客が乗っているのを想定し、できるだけデコボコしていない道を選んで走ったり、少々強めなブレーキをしてしまったら心の中で「お客さんすいません〜」と謝ってみたり、タクシードライバーのイメトレをしていました。

カーブの時も「ブレーキを踏みながらカーブするのは減速できていない証拠。」とよく注意されたので、確実に速度を落とし、ハンドルも最小の回す量でカーブするという事も心がけました。

 

②学科試験の勉強
学科試験は自動車免許の試験独特の言い回しや言葉遣いの慣れも必要だと思いました。
例えばこの問題なら皆様は正しい・誤りの二択のどちらで答えますか?
「歩行者の横を走る際、減速して走行した」

一般的な考えだと歩行者の横を走行するなら減速して正しいで答えますよね。
しかし答えは誤りなんです。

「歩行者と車の間に安全な距離があれば減速する必要ありません」という解説で答えは誤りなんです。
このように非常にやらしい問題が数多く出てきます。

そのため常識的な勉強も必要ですが、学科試験の言葉遣いになれるという練習も必要なため、ひたすら問題を解いていました。

しかも問題数は95問。
95回も二択を続けると集中力もすぐ無くなってしまいます。

 

③タクシーに乗ってタクシー会社の実態をリスニング
自動車学校に通うまでタクシー業界の中身など一切知らなかったのですが、教員の方から色々タクシー業界の話を聞いているうちに、実は結構面白い業界なのでは?と思うようになりました。

まず給与体系ですが、どこのタクシー会社もドライバーとタクシー会社で折半で分配するようです。
多少の固定給+歩合なところもあれば、完全歩合制の会社が大体なようです。

あるタクシー会社の人は「うちは50%なんです〜」と言う人もいれば「私のところは54%もらえるので良い方ですよ」と言うドライバーなどいましたが、50〜54%がドライバーの取得比率だと思いました。

そしてしっかりと休みや有給も保証され、どのタクシー会社もブラックのブの字も無いようです。(これは意外でした)

他にもいくつか突っ込んだ気になる質問をタクシードライバーに聞いてみました。

松尾(以下 松):1日にいくらぐらい稼げれば今日は稼いだな〜という金額なんですか?
タクシードライバー(以下 タ)「三万円超えたらですかねぇ」
つまり1日一万五千円の収入(三万円の場合)です。

松:朝と夜はどちらが稼げるんですか?
タ:やはり夜です。そして天候も晴れより雨のほうが良いですね。
これは自動車学校の教員も複数のドライバーも同じことを言っていました。昼より夜だそうです。確かに自分も圧倒的にタクシーに乗るなら夜の利用率が多いです。

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さらにどのドライバーも口揃えていうのが「お兄さん (私のこと)のように若ければ、なんぼでも稼げますよ」

なぜか世間的にタクシードライバーは安月給というイメージがあると思うのですが、案外そうでもないようです。
そしてタクシードライバーはどこの会社も求人状態のようです。

松:どのタクシー会社も求人しているってことはもっとタクシーが増えても需要があるってことですか?
タ:そうですね。タクシーは全然足りてないですね〜

今まで利用していただけのタクシー。
内側の実態を全く知らなかったです。

 

しかし古い業界であることは間違いない

タクシードライバーの平均年齢は50, 60代で圧倒的に男性。

今までタクシーに乗って私と同じ20代のドライバーって一度も会った記憶がありません。
30代でも十分若者と呼ばれる業界であることもハッキリしました。

そしてサービス内容も全く昔と何も変わっていません。
お客が行き先を告げて、到着したらお金を清算し終了。

何十年も経過しているのに何もサービス面で進化していない業界であるのです。
やっとどのタクシー会社もクレジットカードで清算できるようになったぐらいでは?

例えば私がタクシードライバーをするならこんなことをしてみます。
①雑誌設置
女性用 ・男性用ファッション雑誌とビジネス系の最新号の雑誌常時三冊設置。

②スマホの充電サービス
シガーソケットから後部座席まで届く長い充電ケーブルを設置し自由にスマホを充電出来るようにする。

③WiFi完備
自分のポケットWiFiを持ち込み、SSIDとパスワードをお客の見える場所に掲示しWiFiを使い放題にする。

④お好きなBGMを選択可能
ポップスやジャズ、レゲエ、クラシックなど様々なジャンルのCDをツタヤでレンタルし専用のiPodに保存。お客が乗って来たらBGMリスト表から好きなジャンルを選んでもらい好きな楽曲を聴きながら移動します。

⑤外国人へも英語で観光地へ
英語が話せるタクシードライバーは皆無の現状を逆手に取り、外国人旅行者が乗って来たら目的地を聞くだけでなく途中で寄れる面白い観光スポットも教えて「行ってみたいかい?」なんて聞いてその土地をよく知るタクシーならではのスポットに立ち寄り観光を楽しんでもらうのも良いでしょう。

他には女性が乗られたら膝掛けを言われなくても渡し、老人の方がスーパーに行きたいとなれば、買い物を手伝ってあげて、帰りもまた利用してもらうのも良いかもしれません。

そして最後に私の爽やかな笑顔とともに名刺を渡し、「またタクシー利用する際はお電話ください」と告げてお別れします。

誰もサービス面で特化したことをしていない、古い業界であるがゆえにこのような簡単に思いつくようなことをしただけでも、すぐに結果がでたりするのかな?なんて思ったりもします。

 

一方リスペクトされても良い職業でもある

最後に私は二種免許のため自動車学校に通う前は、タクシードライバーに対しマナーが悪く愛想も無いイメージ的には良く無い印象を持っていました。
しかし実際に教習で教わっている際、こんな細かいことまであの愛想の無いおじさん達はクリアしたんだと思うと少々見る目が変わって来たのです。

私の担当だった自動車学校の教員曰く「松尾さんもいかにタクシードライバーとしての運転技術や知識が大変かがわかったでしょう? 世間からはタクシードライバーはあまり良く思われていないが人の命をあれほど多く預かる職業も身近ではそうはない。もう少し世間からのイメージ地位が上がっても良いんだけどね

確かに!と思いました。

 

Uber日本本格上陸を待ちます

私は二種免許がタクシーや運転代行以外に役に立つ日が来ると予想しています。
それはUber (ウーバー)です。

Uberについて Wikipedia

海外ではメジャーになっているシェアエコノミーサービスで、タクシーよりも安く行きたいところに連れて行ってくれるサービス。
先日ロサンゼルスから友人が札幌へ遊びに来た時にUberの話になったのですが、今ロスの人たちは車を所有していた人も売って、移動したいときは皆んなUberを使っているんだそう。

「Uberは生活の一部だ」と言っていました。
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Airbnbも数年前は何も規制がなかったですが、最近になって国会で様々なルールや規制が作られたようにUberも日本に本格的に始動した際は何かしらの規制が入ると思っています。

なによりAirbnbとUberのハッキリとした違いは「人の命を預かる」というコト。
Airbnbは滞在先の提供であって人の命に関わるビジネスではありません。

しかしUberの利用者は、タクシー同様自分の命をドライバーに預けることになります。
しかもそのドライバーは何も資格も無い、ただ車を所有しているだけの素人でもあるのです。

日本もUberが上陸した時、旅客を乗せるための二種免許が無ければドライバーとしてビジネスしてはいけないという規制が作られても堂々とUberビジネスが出来るのではないか、なんて妄想をしたりしております。

 

会社員週二日の休みを利用し二種免許を取ったデータ

自動車学校入校日:3月1日
自動車学校卒業日:3月30日
自動車学校へ行った日数:9日
1日の授業数:9日間とも約7時間(朝から夕方まで)
かかった費用:約23万円(給付金制度を利用し実際は18万円ほど)
免許交付日(学科試験合格日):4月3日