【普通二種】第1話 免許を取ることにしました。




 

民泊研究科・民泊カメラマンのヤス松尾(@yasu_matsuo_jpnです。
(自称日本で一番民泊物件を作っています)

先週末友人と朝まで飲み明かし、ほどよく酔っ払った私は帰宅のタクシーで運転手さんと熱い談話を繰り広げていました。

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「今のタクシー業界はキツイよぉ〜」というタクシー運転手とよく話す定番の話題の流れから、気がつくとなぜか「今の私・松尾の人生の現状」という酔っ払った朝方には決してよろしくない真面目なお話に話題は変わっていました。

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話は少々変わり、北海道のタクシー業界には英語対応が出来るドライバーが皆無
観光地としてまだまだやるべきことがたくさんなのです。

例えば札幌〜新千歳空港間(ご存知北海道の窓口)や札幌〜ニセコ間(世界屈指の雪質を楽しめパスポートのいらないオーストラリアとも呼ばれる町)のハイヤーの需要も十分あると、北国のインバウンド関係者は口にしておりますが、実践している数が、ただただ少ないのが現状。

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私個人、2010年から日本で働きながらも、うま〜く休みを見つけては旅に出て、これまで12カ国をバックパックで歩き回った中から、旅行者としての気持ち・日本の観光者へのホスピタリティ度の現状を肌で感じてきた経験と、旅で鍛えた一眼撮影テクニックを観光資源ありすぎの地元北海道で活かしたい、そう思う日々が続いていました。

2015年1月から民泊関連の会社に勤め現在までのこの2年間、民泊の部屋を作りまくるという事を行なって来ました。
冒頭に自称日本で最も民泊部屋を作っているという大げさな事を書いていますが、統計こそは現実的に取れませんがあながち間違ってもいないとも思います。

*ちなみに民泊とは*
もしもあなたが一人暮らしをしていて、2LDK(リビング+洋室+洋室)に住んでいるとします。
1つの洋室は物置部屋になってしまっており、全く使っていない状態です。
それならば寝具や生活グッズを置いて日本に来た外国人旅行者へ宿泊場所として貸してみようというサービス

この2年間約200物件という数を、机一つ無い空室物件へ下見に行き、その部屋に合う寝具や家具をその場で即座に判断し、お得意のネットショッピングスキルを活かし物品購入、その後物品到着日にセッティングアルバイトの方々を募集し、集まっていただいた方々と物品をセットし、最後にその部屋の撮影を自分でするという一連の流れをこなしてきました。

今では日本で最も最速に、かつ旅行時の生活で必要な物が全て揃っている民泊部屋を作れるという自信もあります。
(そのような大会があったらぜひとも出場したいところ。。)

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そんなふうに常にインバウンド事業の事を意識して仕事をしているうちに北海道の観光業を強く意識する方々と巡り合うことができ、自分も具体的に北海道のインバウンド業界へさらに一歩足を踏み入れる何かを模索していた時に、先週末の朝方のタクシードライバーからある一言を言われたのです。

「カメラも英語も出来るなら二種免許取っちゃいなよ。」

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それまで酔っ払っていた脳内がいきなりシラフに戻り、自宅に着くなりすぐさまPCの電源をONにし、色々調べてみました。
一言で二種免許を説明すると「旅客を運ぶ目的の免許」とのこと。

二種免許を取得すれば、外国人観光客の方々を自分がよく知る道内の観光地や穴場スポットに連れて行き、写真を撮ってあげるサービスができるようになれるのか?と思うと朝方にも関わらず二種免許妄想ハイになってる自分がいました。

もちろん細かな法律の部分をみると、他にもクリアすべき箇所はあることでしょうが、観光業への内側に入っていけるのは間違いなさそうです。
観光業と言いましても、従来の大手の旅行会社やバス観光会社に就職したいという事ではなく、地元の個人消費者と海外の個人消費者間通しが繋がり、共に旅行のプランを考えたり、一緒に観光地を巡って、海外旅行者と地元ならではの繋がりを深く結ぶCtoCの新しい旅のスタイルに私は興味があります。

今の時代、旅行会社がなくてもスマホで航空券が買えるし、ホテルも予約できます。
Airbnbを使えば行ったことのない国でも滞在アパートの提供者がすでにあなたの友達です。

さらにUberでは、見ず知らずの人と「同じ目的地」という共通点だけで車内で友達になり共に旅をすることも出来る時代です。

*ちなみにUber(ウーバー)とは*
例えばあなたは今、電車通勤で毎朝満員電車に詰め込まれ会社に通っているとします。
しかしもう満員電車はゴメンです。

そんな時はUberで、あなたの自宅からあなたの会社方面へ毎朝車で走っている一般の方にピックアップを依頼して、毎朝会社まで送ってもらいましょう。
コレで満員電車とはオサラバ。

そのドライバーもあなたが乗っても乗らなくても、あなたの会社の目の前をいつも走るわけですから、何も迷惑な話ではありません。

 

自分の物や時間を他の人とも遠慮なしに共有してもらう「シェア」という文化がまだまだ薄い日本ですが、Airbnb, Uberのようなシェアリングエコノミーの雰囲気が時間はかかるだろうけども東京五輪が後押しになって、欧米から日本にも定着する時が来る事を信じます。

ということで、いきなりすぎて自分も自分に驚いていますが、今週二種免許取得のため自動車学校に入学してきます。

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